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UPDATE 2-豪中銀が政策金利を2.50%に据え置き、見通しの評価を継続

2013年 09月 3日 16:29 JST
 
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* 豪中銀が政策金利を2.50%に据え置き、8月の利下げ後

* 豪中銀、追加利下げの可能性について手掛かり示さず

* さえない小売統計やトレンド下回る経済成長が緩和バイアスを示唆 (内容を追加しました)

[シドニー 3日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は3日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の2.50%に据え置くことを決定した。

  中銀は先月、利下げを実施したばかりで、豪総選挙を数日後に控えていることもあり、据え置きは市場の予想通りだった。今月は米連邦準備理事会(FRB)の政策決定も控えている。

ただ、最近の指標がさえない内容となっていることで追加利下げの可能性は依然残っている。

市場は中銀がよりハト派的な見解を示すと予想していたため、声明を受けて豪ドル は上昇した。

スティーブンス総裁は声明で「理事会は今後も見通しの評価を継続し、需要の持続可能な伸びと、目標に沿ったインフレ実現のために必要であれば政策を調整する」とお決まりの文言を繰り返し、追加利下げの可能性についてほとんど手掛かりを示さなかった。

ロイターのアナリスト調査では、調査対象のアナリスト23人全員が、今週の金利据え置きを予想していた。ただ、今後の追加利下げを見込む声は多い。

金融市場ではクリスマスまでに政策金利が2.25%に引き下げられる確率が3分の2程度織り込まれている。また、少なくとも来年にはわずかながら利上げの確率も織り込まれている。

スティーブンス総裁は、豪ドルが今後さらに下落する可能性があるとの見通しをあらためて示した。豪ドルは4月以降、15%下落しており、輸出企業の収益押し上げや製造業の競争圧力の低減に寄与している。

4日発表される第2・四半期の豪国内総生産(GDP)統計は、中銀の緩和バイアス継続を裏付ける内容となる見通し。

アナリストはGDPが前期比0.6%増と再び小幅な伸びにとどまると予想している。前年比の伸びも2.5%と、中銀が正常と見なす3.25─3.5%の水準を下回るとみられる。

*中銀の声明全文は をご覧ください。

*〔情報BOX〕豪中銀の政策金利の推移は をご覧ください。

 
 
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*統計に基づく世論調査ではありません。