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8月末マネタリーベースは176兆円、異次元緩和で過去最高更新続く

2013年 09月 3日 09:47 JST
 
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[東京 3日 ロイター] - 日銀が3日発表した、市中の現金と金融機関の手元資金を示す日銀当座預金残高の合計であるマネタリーベース(資金供給量)の8月末残高は176兆9927億円となり、月末として過去最高を更新した。

月中平均残高も前年比42.0%増の172兆4437億円と6カ月連続で過去最高を更新。4月4日の異次元緩和導入による大量の資金供給が継続している。

なお日銀は8月1日から従来月1回公表していたマネタリーベースを毎日公表しており、8月27日に177兆1500億円と過去最高を記録した。

8月の月中平均残高の内訳は、当座預金が前年比133.8%増の84兆3254億円、準備預金は同127.6%増の74兆4885億円。紙幣(銀行券)は同3.3%増の83兆5572億円、貨幣は同1.0%増の4兆5611億円だった。

マネタリーベースの月末残高を比較した8月の増加額は約3.7兆円。6月(同14兆円)、7月(同0.2兆円)と合わせた6─8月の平均増加額は6.0兆円となる。日銀は政策目標としてマネタリーベースを年間60兆─70兆円増やす計画を掲げており、一月あたりを単純に試算すれば5兆─5.8兆円となる。計画をやや上回るペースでマネタリーベースが増えている。

(竹本能文)

 
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