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米大統領に軍事攻撃の意思ない~飯島参与
飯島内閣官房参与は2日夜、BS日テレの番組「ニッポンの大疑問α」に出演し、緊迫するシリア情勢をめぐって「アメリカ・オバマ大統領はシリアへの軍事攻撃をする意思はない」との見方を示した。
飯島参与は「(シリア情勢をめぐり)オバマ大統領は、戦闘する意思は絶対ないと思う。なぜかといったら、アメリカ大統領は議会承認なしにイラク侵攻みたいに勝手に決定できるんですね」と述べた上で、オバマ大統領が議会の承認を求めたのは、自らの決断で軍事攻撃に踏み切らなかった場合に「リスクを全部背負ってしまうことになるから、議会で決定させる」のだと解説した。
また、シリア・アサド政権がサリンを使用した証拠をアメリカ政府が入手したとしていることについては「信用できない。アサド政権が国連の調査団を受け入れると決めた3日後にサリンなどの毒ガスで大量の死者を出したのはおかしい」などと指摘した。その上で、日本政府は「何でもアメリカにつくというのではなく、冷静な判断が大事だ」と述べた。
日中関係については、中国・習近平国家主席が人事を行った後、「一段落したら間違いなく日中首脳会談はできる」との見解を示した。
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