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ニコ生には、生主が率いる組織が多数存在する。生主のみで構成されたり、生主を中心にリスナーで構成されたり、その形態は様々だ。
数ある生主組織の中でも最大勢力である暗黒ファミリー。(独自調査)
数ある生主組織の中でも最大勢力である暗黒ファミリー。(独自調査)
厳密な定義は不明であるが、横山緑を筆頭に、あらゆる有名な生主が在籍しているものと思われる。
今回筆者は、かつて暗黒ファミリーの構成員だった暗黒キッズ(以下:キッズ)と接触することに成功した。高校生にして一部リスナーを魅了した彼は、現在どんな生活を送っているのであろうか。
新宿歌舞伎町。
待ち合わせ場所に現れた彼は見違えるように変わっていた。これが成長というものだろうか。
現在彼は都内の某有名大学に通う学生。筆者が知る限りで、人生で一番楽しい時期である。
特にサークルなどには所属せず、学業とアルバイトをうまく両立しながら生活しているようだ。ビラ配りのアルバイトでは、トップの実績を誇るらしく、「ビラキング」の異名を持つそうだ。キッズ曰く、外配信をしていた経験がとても活きており、道行く人に躊躇なく声をかけられるようになったおかげだという。これは筆者にも覚えのある感覚である。ニコ生は、決して失うものばかりではないのだ。
ここである疑問が芽生えた。かつてキッズは、「生主がたくさん居るから」という理由で上京を志していた。それにも関わらず、現在彼はプライベートなまじわりの中で生きているのだ。
「生主とはもう関わりは無いの?」
彼はあっけらかんと「ありますよ」と答えた。様々な生主と幅広く接しているわけではなく、旧知の生主、特にK(プライバシー考慮)やH(プライバシー考慮)とは今でも仲良くしているようで、頻繁に集まっては食事やカラオケを楽しんでいるらしい。
筆者が一番驚いたのは、M(プライバシー考慮)との親交も継続中であるということだった。この面会の三日前にも会っていたらしい。キッズの口から語られるMは、若者を楽しませることに全力を注ぎ、時として我が身を顧みず笑いを誘う、年長者の鑑のような存在に思え、とても微笑ましかった。
・リスナーに好意を寄せられたことを、車屋で逆ナンされたと言い張る。・女性はラーメンよりつけ麺のほうが好きだから、つけ麺に詳しくないとモテないと豪語。・外を歩く時は変装している。・待ち合わせに来た際の一言目は、決まって「ちょっと仕事抜けてきた。」・解散する際の挨拶は「会合に行かなきゃ。」・意外と恋愛体質。「もうあの子の考えがわからない。」・「今のニコ生には面白い人が居ない。だから配信はしない。」・「昔のニコ生は面白い人が多かった。だから配信していた。」・酒に強いと言い張り頑張った結果、ヘベレケ状態のまま一人で路上に繰り出し、パトカーをタクシーと勘違いし警官に絡み、公務を妨害。保護房に留置される。「逮捕するならしてみろよ!お前階級いくつだよ!」尚、当日中には身柄を解放されたとのこと※ちなみに2005年に施行された、刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律において、「保護房」は「保護室」と改称されている。・上記の件に関して最初で最後のガチ謝罪。「僕の知識が邪魔をした。国家権力には敵わない。」
身命を賭してギャグに生きる大人の生き様に、キッズは(失)笑を隠しきれない様子であった。筆者も後輩に笑いを提供できるような、温かい存在になりたいと思う。
目をキラキラと輝かせ表現豊かに話をするキッズの姿に、「よく喋る子になったなあ」と感じた。この様子ならば、ニコ生に依存せずとも東京での一人暮らしを満喫できているに違いない。
面会の途中、仕事を終えたキッズの恋人が合流した。事前に合流を把握していたものの、キッズの見た目が、所謂ホスト風なだけに、どんな女性が登場するのか不安を隠しきれなかったが、目の前に現れたのは、ツヤのある綺麗な黒髪が眩しい、とても慎ましやかで綺麗な女性であった。
彼女は、キッズの過去の配信なども許容している上で交際をしているのだという。筆者もまた、キッズの過去を知っているだけに、彼女の健気さを強く認識することが出来た。どうしたら長続きするのかということで悩んでいるらしい。
それから2時間ほどの食事を楽しみ、二人は新宿を後にした。
彼女の手をそっと引っ張るキッズの後ろ姿に、筆者はなぜか安心感を覚えた。数年前、都会の喧騒にビクビクしながら筆者の後ろを歩いた少年は、優しく女性をエスコートする青年へと成長していた。筆者の知る暗黒キッズは、もうどこにも居ない。
「配信は人間をダメにする」といったテーマをよく耳にするが、彼は配信を辞め、人生を軌道修正できた良い例なのかもしれない。
「配信は人間をダメにする」といったテーマをよく耳にするが、彼は配信を辞め、人生を軌道修正できた良い例なのかもしれない。
記者名:14(記者)
プロフィール:「全方位土下座外交」と
「部屋の乱れは心の乱れ」がモットー。
恐妻家。
コミュニティ:co2118696
Twitter:@xiv14xiv
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