臨床環境医学と分子整合栄養医学を中心に、精神疾患に対する治療について、年表形式でまとめました。
頂いたコメントや著書などを勝手に使わせて頂き、また私の想像で書いている部分もあります。個人的に使用する目的で作ったので情報に偏りがありますが、少しづつ内容を充実させていくつもりです。
何かお気づきの点がありましたらご指導下さい。
「ここで使われる記号について」
> :左の人から右の人へ考えが受け継がれた
− :つながりがある
を表しています。
1997年「分子整合医学の発展」ニューヨークで講演を行った。
エイブラム・ホッファー博士(〜2009年)
・精神医学者、カナダ分裂病研究財団理事長
・国際分子整合医学会雑誌の編集長
・分子整合精神医学のパイオニアとして世界的に有名な医学者
・ホッファー > ポーリング、金子雅俊氏、大沢博氏、柿谷氏、北原氏、溝口医師
・ブドウ糖が生理活動に絶対必要な脳は低血糖を改善しようとアドレナリンが緊急的に放出される。そのアドレナリンがアドレノクロム(麻薬作用のある物質)に多く変換・代謝することによって統合失調症になるのではないかというのがエイブラム・フォッファー氏の分子矯正医学の原点。それを防ぐものとしてオズモンド氏と考えたのがビタミンB3。
ライナス・ポーリング(1901〜1994年)
・ノーベル賞を2度受賞したアメリカ合衆国の量子化学者、生化学者。
・大量のビタミンCや他の栄養素を摂取する健康法を考案、一般化させて分子矯正医学を提唱した。
・1965年にエーブラム・ホッファー著書を読み、ビタミンが欠乏症予防以外に重要な生化学的効果を持つ可能性に気が付いた。
1964年 ランドルフら4人がアメリカ環境医学アカデミーを創立。
セロン・ランドルフ(1906年〜) 化学物質過敏症発見者。
「日本でランドルフを理解しているのは群馬大学の故松村龍雄名誉教授の門下生と東京医科大学の系列の医師だけが40年ほど前から存在します。次世代は育つことはなく終わってしまったようです。吹角医師などの自ら被害にあったごく少数がその過去となった医師たちを求めて探し当てた。
アメリカでも日本でも環境医学を志向した医師は「異端」どころか「バカ」呼ばわりされ続けていた。
ところがシックハウス問題でやっと化学物質過敏症のえたいのしれない病気(主流派からみれば原因不明・気のせい)から道が開け始めた。」
1994年「ランドルフ博士の新しいアレルギー根絶法」 訳者:河野泉、石川広己
ランドルフ医師 > ドリス・ラップ医師
日本リアリティセラピー理事長の柿谷正期先生
(日本選択理論心理学会会長)
1978年米国留学でホッファー博士を知り、分子栄養学に目覚めた。
大沢博氏(1994年岩手大学名誉教授)
「分裂病患者への栄養療法を研究し、多くの患者を助けてきた精神医学者としては、分子整合精神医学のリーダーであるマイケル・レッサー博士、故人となったカール・ファイファー博士がいる。」
訳書:1991年レッサー著『栄養・ビタミン療法』
1999年ファイファーら著『精神疾患と栄養』
2001年ホッファー著『ビタミンB-3の効果』
著書:1998年『食原性低血糖症』『子どもも大人もなぜキレる』
「1998年の秋に柿谷氏から、ホッファー博士の研究を知ったが、なぜこれほどの研究が、学会で無視され、迫害ともいえる仕打ちを受けてきたのか、強く印象づけられた。」
1988年 ホッファーらのアドレノクロム説は、今村光一氏によって「”麻薬”になることもある砂糖のこわさ」と伝えられた。
1989年「マンデル博士のアレルギー治療法」発行
著者:マーシャル・マンデル、リン・W・スキャンロン
訳者:河野泉
アメリカの分子矯正医学の第一人者レッサー博士
1991年 分子整合医学研究所 金子雅俊所長
〜1970年代〜1999年〜
ウィリアム・レイ医師
・ケネディ大統領から銃弾を取り出した心臓外科医
・数多くの環境医学の論文を書いている医師ですが、主流派の学術誌からは全て拒否された。
・北里の坂部教授や札幌の出村医師が研修を受ける
〜1970年代後半〜
ドリス・ラップ医師
・親友のレイ医師から環境医学を学んだ。
・ラップ医師は70年代半ばまで主流派だったので前半の論文がアレルギー学会にある。その後は一切掲載を拒否されている。
1992年 日本臨床環境医学会の設立 初代理事長:石川哲
化学物質過敏症の権威(現・北里大学名誉教授)
1993年「あなたも化学物質過敏症?」発行 著者:石川哲、宮田幹夫(北里大学医学部眼科学臨床研究教授)
石川哲 − ウィリアム・レイ博士
1993年 ドナ・ウィリアムズ著書『自閉症だったわたしへ』
初めて自閉症当事者が書いた自伝書として世界を驚かせた。
同時に、食べ物による自閉症症状への影響を打ち明けた。
1999年 「北里研究所病院に化学物質過敏症外来開設」
環境化学物質である有機リン化合物の生体影響を研究していた石川哲が開設にかかわった。
石川 > 宮田幹夫 − 坂部貢
2003年 カレン・M・スリマク医師
・セロン・ランドルフ氏の治療法は重篤な患者の場合、呼吸・摂食・接触によって体内に取りこむ全ての疑わしい原因物質をクリーンルームで除くことが基本でした。その条件でマスキングを外して負荷試験を行い原因物質を特定していました。その方法を復古的に自閉症に取り入れたのがカレン・M・スリマク医師の研究。
「故松村龍雄氏:群馬大小児科名誉教授」
松村氏 > 青山医師 > 平医師
アメリカで自閉症治療をする親の会「DAN!」
創立者:バーナード・リムランド氏
リムランド氏は自閉症は親の育て方や虐待が原因であるという偏見を打破して脳に原因があることを世論に導いた親。
2000〜2004年頃? 自閉症のキレーション治療のメーリンググループ
キレーション治療を中心にしてネットのメンバー制グループで親御さん達が集まって行っていたが、2004年のTBS放送後に数十人のメンバー数が何百人と爆発的に増えて、やがて閉鎖となった。
ブログに貴重な経験談を頂いている方の中には、このグループに参加されていた方がいます。
2001年 柏崎医師 著書「栄養医学の手引」
2002年 国際統合失調症基金日本支部始まる(阿部医師 、北原氏 、柿谷医師)
2002年〜2010年〜 日本オーソモレキュラー医学会(北原氏、水上医師)
・ホッファー氏、エーミーヤスコ医師 > 北原氏 − DAN(アメリカ自閉症治療の団体)
2003年 大沢博先生が分子矯正医学を広める
2004年3月7日 TBS報道特集「自閉症の原因は水銀? 新療法も」
番組放送で大反響が起き、自閉症協会らから猛反発があり、
TBSが「キレート剤の有効性と安全性に関しては、番組でもお伝えしたとおり、日本ではまだ科学的なデータが得られていません。」とお詫びしました。
この騒動の後、世間で「自閉症の水銀説」はしばらく沈黙状態だったようです。
自閉症のキレーション治療が大きく4つのグループに分かれる。
・andy式グループ(考案者アンディー・カトラー氏)
・DANグループ
・エイミーグループ
・経皮(DMPS)グループ
日本の分子整合医学の3グループ
・溝口先生のグループ、
・(大沢)柏崎 − 柿谷グループ、
・北原グループ
2006年6月「セロトニン生活のすすめ」 東邦大学医学部教授 有田秀穂
2006年9月「デトックスで治す自閉症」著者:ゲーリー・ゴードン&エーミー・ヤスコ 監修:阿部医師
「自閉症は治るものではない」という世間の認識の中で、このタイトルの本は反響が大きかったと思います。
私がこの本をネットで購入した時はレビューにひどく批判的な内容が多かったです。
2007年 柏崎医師 著書「低血糖症と精神疾患治療の手引」
2008年3月〜
ペプチドやIgGの検査機関、アメリカGPLの日本事務局によるブログとバイオロジカル療法クラブがスタート。
2008年
アメリカでワクチンによって自閉症になったと訴えをするハンナ・ポーリングさん一家に勝訴の判決。
アメリカでは約5000家族が、自閉症と予防接種について、アメリカ連邦政府を相手取り損害賠償を求めているが、この件はあくまで「特例」扱いとされた。
農薬での化学物質過敏症研究の第一人者、青山美子医師
青山医師 > 吹角医師
吹角医師
化学物質過敏症の家族を助ける為、元々皮膚科だったが真のアレルギー(環境医学)を学び出した。
宮城の角田和彦医師(日本のアナフィラキシーショック研究の第一人者)
・娘のアナフィラキシー(重度アレルギー)を治したくて食物アレルギーを学び出した医師
・亀山医師の元同僚
亀山医師
・娘のアトピーを治したくて食物アレルギーを学びだした小児科医
・角田医師の元同僚
山手医師
・1993年、息子のアトピーを治したくて食物アレルギーを学びだした小児科医。それまで学んできた医学が間違っていた事をブログで語っています。
溝口医師
ホッファー氏から学んだ分子整合医学で自閉症を含む精神疾患などの治療を行い、
また、医師向けにセミナーを行ってきて、2010年には溝口先生から学んだ50人以上の医師が全国で分子整合医学を開設されています。
・溝口医師―生田博士
2009年10月
厚労省が「化学物質過敏症」を病気として正式に認定する。
(WHO(世界保健機関)の国際疾病分類ICD-10に「詳細不明の物質の毒作用」として登録された為。)
登録されても診断できる医師が少ないので、生化学的な検査をしないで診断される”発達障害”に化学物質過敏症の人(特に子供)は、多いと思われます。
2010年4月 自閉症当事者であるテンプル・グランディンの著書「自閉症感覚」発行
・1999年来日
・ドナに続き、当事者の立場から自閉症を研究し、精神薬と併用して食事療法をすることを自らの体験をまじえて勧めています。
2010年4月
デトックスの第一人者、大森医師は美容目的だったデトックスを自閉症治療に活かし、福山中央病院の院長として発達支援外来を始める。
2011年 脳科学者が発達障害の改善に取り組み出す。
フジテレビの「ホンマでっか!TV」に出演している澤口先生が最新脳科学を駆使した脳トレで発達を促進させる取り組みをしていました。4〜7才の発達障害児を対象として、ダウン症も対象にしています。今まで診てきた子達はほとんど改善されているとの事。
先生は正しい学識を世に広める為にテレビに出られていて、最新の信頼性の高い論文を頭に入れ、さらに、免疫や栄養学の知識も深いです。こうした脳科学者は今までいなかったと思います。
自閉症の改善に取り組む分野として、脳科学者が出てきたのはとても心強い存在になると思いますが、「閃きが失われる」といった反対する声もあるようです。
全ての問題は明確な改善で解決すると語るこの先生。「先天的で治ることはない」とか「自閉症と水銀の因果関係はない」とか言っている時代は終わり、発達障害を改善させることが必要かどうかしっかり考えないといけない時代になったと思います。
2012年春 国際オーソモレキュラー医学会の会長に元杏林大学教授・柳澤厚生医師が選ばれる。
オーソモレキュラー医学会というと日本では北原氏が行っていて水上医師が理事長を務める「日本オーソモレキュラー医学会」が頭に浮かぶのですが、「国際オーソモレキュラー医学会」というのがあるとは知りませんでした。
また、柳澤先生も初めて知りました。
そして国際オーソモレキュラー医学会ニュースの日本語版監修として、溝口先生と北原氏の名前が載っていました。日本のオーソモレキュラー医学(分子整合医学)は、北原氏・水上医師、溝口医師、柿谷・柏崎医師の3グループに分かれていましたが、ここで北原氏グループと溝口医師グループがつながったのかな?と思いました。
何かお気づきの点がありましたらご指導下さい。
「ここで使われる記号について」
> :左の人から右の人へ考えが受け継がれた
− :つながりがある
を表しています。
1997年「分子整合医学の発展」ニューヨークで講演を行った。
エイブラム・ホッファー博士(〜2009年)
・精神医学者、カナダ分裂病研究財団理事長
・国際分子整合医学会雑誌の編集長
・分子整合精神医学のパイオニアとして世界的に有名な医学者
・ホッファー > ポーリング、金子雅俊氏、大沢博氏、柿谷氏、北原氏、溝口医師
・ブドウ糖が生理活動に絶対必要な脳は低血糖を改善しようとアドレナリンが緊急的に放出される。そのアドレナリンがアドレノクロム(麻薬作用のある物質)に多く変換・代謝することによって統合失調症になるのではないかというのがエイブラム・フォッファー氏の分子矯正医学の原点。それを防ぐものとしてオズモンド氏と考えたのがビタミンB3。
ライナス・ポーリング(1901〜1994年)
・ノーベル賞を2度受賞したアメリカ合衆国の量子化学者、生化学者。
・大量のビタミンCや他の栄養素を摂取する健康法を考案、一般化させて分子矯正医学を提唱した。
・1965年にエーブラム・ホッファー著書を読み、ビタミンが欠乏症予防以外に重要な生化学的効果を持つ可能性に気が付いた。
1964年 ランドルフら4人がアメリカ環境医学アカデミーを創立。
セロン・ランドルフ(1906年〜) 化学物質過敏症発見者。
「日本でランドルフを理解しているのは群馬大学の故松村龍雄名誉教授の門下生と東京医科大学の系列の医師だけが40年ほど前から存在します。次世代は育つことはなく終わってしまったようです。吹角医師などの自ら被害にあったごく少数がその過去となった医師たちを求めて探し当てた。
アメリカでも日本でも環境医学を志向した医師は「異端」どころか「バカ」呼ばわりされ続けていた。
ところがシックハウス問題でやっと化学物質過敏症のえたいのしれない病気(主流派からみれば原因不明・気のせい)から道が開け始めた。」
1994年「ランドルフ博士の新しいアレルギー根絶法」 訳者:河野泉、石川広己
ランドルフ医師 > ドリス・ラップ医師
日本リアリティセラピー理事長の柿谷正期先生
(日本選択理論心理学会会長)
1978年米国留学でホッファー博士を知り、分子栄養学に目覚めた。
大沢博氏(1994年岩手大学名誉教授)
「分裂病患者への栄養療法を研究し、多くの患者を助けてきた精神医学者としては、分子整合精神医学のリーダーであるマイケル・レッサー博士、故人となったカール・ファイファー博士がいる。」
訳書:1991年レッサー著『栄養・ビタミン療法』
1999年ファイファーら著『精神疾患と栄養』
2001年ホッファー著『ビタミンB-3の効果』
著書:1998年『食原性低血糖症』『子どもも大人もなぜキレる』
「1998年の秋に柿谷氏から、ホッファー博士の研究を知ったが、なぜこれほどの研究が、学会で無視され、迫害ともいえる仕打ちを受けてきたのか、強く印象づけられた。」
1988年 ホッファーらのアドレノクロム説は、今村光一氏によって「”麻薬”になることもある砂糖のこわさ」と伝えられた。
1989年「マンデル博士のアレルギー治療法」発行
著者:マーシャル・マンデル、リン・W・スキャンロン
訳者:河野泉
アメリカの分子矯正医学の第一人者レッサー博士
1991年 分子整合医学研究所 金子雅俊所長
〜1970年代〜1999年〜
ウィリアム・レイ医師
・ケネディ大統領から銃弾を取り出した心臓外科医
・数多くの環境医学の論文を書いている医師ですが、主流派の学術誌からは全て拒否された。
・北里の坂部教授や札幌の出村医師が研修を受ける
〜1970年代後半〜
ドリス・ラップ医師
・親友のレイ医師から環境医学を学んだ。
・ラップ医師は70年代半ばまで主流派だったので前半の論文がアレルギー学会にある。その後は一切掲載を拒否されている。
1992年 日本臨床環境医学会の設立 初代理事長:石川哲
化学物質過敏症の権威(現・北里大学名誉教授)
1993年「あなたも化学物質過敏症?」発行 著者:石川哲、宮田幹夫(北里大学医学部眼科学臨床研究教授)
石川哲 − ウィリアム・レイ博士
1993年 ドナ・ウィリアムズ著書『自閉症だったわたしへ』
初めて自閉症当事者が書いた自伝書として世界を驚かせた。
同時に、食べ物による自閉症症状への影響を打ち明けた。
1999年 「北里研究所病院に化学物質過敏症外来開設」
環境化学物質である有機リン化合物の生体影響を研究していた石川哲が開設にかかわった。
石川 > 宮田幹夫 − 坂部貢
2003年 カレン・M・スリマク医師
・セロン・ランドルフ氏の治療法は重篤な患者の場合、呼吸・摂食・接触によって体内に取りこむ全ての疑わしい原因物質をクリーンルームで除くことが基本でした。その条件でマスキングを外して負荷試験を行い原因物質を特定していました。その方法を復古的に自閉症に取り入れたのがカレン・M・スリマク医師の研究。
「故松村龍雄氏:群馬大小児科名誉教授」
松村氏 > 青山医師 > 平医師
アメリカで自閉症治療をする親の会「DAN!」
創立者:バーナード・リムランド氏
リムランド氏は自閉症は親の育て方や虐待が原因であるという偏見を打破して脳に原因があることを世論に導いた親。
2000〜2004年頃? 自閉症のキレーション治療のメーリンググループ
キレーション治療を中心にしてネットのメンバー制グループで親御さん達が集まって行っていたが、2004年のTBS放送後に数十人のメンバー数が何百人と爆発的に増えて、やがて閉鎖となった。
ブログに貴重な経験談を頂いている方の中には、このグループに参加されていた方がいます。
2001年 柏崎医師 著書「栄養医学の手引」
2002年 国際統合失調症基金日本支部始まる(阿部医師 、北原氏 、柿谷医師)
2002年〜2010年〜 日本オーソモレキュラー医学会(北原氏、水上医師)
・ホッファー氏、エーミーヤスコ医師 > 北原氏 − DAN(アメリカ自閉症治療の団体)
2003年 大沢博先生が分子矯正医学を広める
2004年3月7日 TBS報道特集「自閉症の原因は水銀? 新療法も」
番組放送で大反響が起き、自閉症協会らから猛反発があり、
TBSが「キレート剤の有効性と安全性に関しては、番組でもお伝えしたとおり、日本ではまだ科学的なデータが得られていません。」とお詫びしました。
この騒動の後、世間で「自閉症の水銀説」はしばらく沈黙状態だったようです。
自閉症のキレーション治療が大きく4つのグループに分かれる。
・andy式グループ(考案者アンディー・カトラー氏)
・DANグループ
・エイミーグループ
・経皮(DMPS)グループ
日本の分子整合医学の3グループ
・溝口先生のグループ、
・(大沢)柏崎 − 柿谷グループ、
・北原グループ
2006年6月「セロトニン生活のすすめ」 東邦大学医学部教授 有田秀穂
2006年9月「デトックスで治す自閉症」著者:ゲーリー・ゴードン&エーミー・ヤスコ 監修:阿部医師
「自閉症は治るものではない」という世間の認識の中で、このタイトルの本は反響が大きかったと思います。
私がこの本をネットで購入した時はレビューにひどく批判的な内容が多かったです。
2007年 柏崎医師 著書「低血糖症と精神疾患治療の手引」
2008年3月〜
ペプチドやIgGの検査機関、アメリカGPLの日本事務局によるブログとバイオロジカル療法クラブがスタート。
2008年
アメリカでワクチンによって自閉症になったと訴えをするハンナ・ポーリングさん一家に勝訴の判決。
アメリカでは約5000家族が、自閉症と予防接種について、アメリカ連邦政府を相手取り損害賠償を求めているが、この件はあくまで「特例」扱いとされた。
農薬での化学物質過敏症研究の第一人者、青山美子医師
青山医師 > 吹角医師
吹角医師
化学物質過敏症の家族を助ける為、元々皮膚科だったが真のアレルギー(環境医学)を学び出した。
宮城の角田和彦医師(日本のアナフィラキシーショック研究の第一人者)
・娘のアナフィラキシー(重度アレルギー)を治したくて食物アレルギーを学び出した医師
・亀山医師の元同僚
亀山医師
・娘のアトピーを治したくて食物アレルギーを学びだした小児科医
・角田医師の元同僚
山手医師
・1993年、息子のアトピーを治したくて食物アレルギーを学びだした小児科医。それまで学んできた医学が間違っていた事をブログで語っています。
溝口医師
ホッファー氏から学んだ分子整合医学で自閉症を含む精神疾患などの治療を行い、
また、医師向けにセミナーを行ってきて、2010年には溝口先生から学んだ50人以上の医師が全国で分子整合医学を開設されています。
・溝口医師―生田博士
2009年10月
厚労省が「化学物質過敏症」を病気として正式に認定する。
(WHO(世界保健機関)の国際疾病分類ICD-10に「詳細不明の物質の毒作用」として登録された為。)
登録されても診断できる医師が少ないので、生化学的な検査をしないで診断される”発達障害”に化学物質過敏症の人(特に子供)は、多いと思われます。
2010年4月 自閉症当事者であるテンプル・グランディンの著書「自閉症感覚」発行
・1999年来日
・ドナに続き、当事者の立場から自閉症を研究し、精神薬と併用して食事療法をすることを自らの体験をまじえて勧めています。
2010年4月
デトックスの第一人者、大森医師は美容目的だったデトックスを自閉症治療に活かし、福山中央病院の院長として発達支援外来を始める。
2011年 脳科学者が発達障害の改善に取り組み出す。
フジテレビの「ホンマでっか!TV」に出演している澤口先生が最新脳科学を駆使した脳トレで発達を促進させる取り組みをしていました。4〜7才の発達障害児を対象として、ダウン症も対象にしています。今まで診てきた子達はほとんど改善されているとの事。
先生は正しい学識を世に広める為にテレビに出られていて、最新の信頼性の高い論文を頭に入れ、さらに、免疫や栄養学の知識も深いです。こうした脳科学者は今までいなかったと思います。
自閉症の改善に取り組む分野として、脳科学者が出てきたのはとても心強い存在になると思いますが、「閃きが失われる」といった反対する声もあるようです。
全ての問題は明確な改善で解決すると語るこの先生。「先天的で治ることはない」とか「自閉症と水銀の因果関係はない」とか言っている時代は終わり、発達障害を改善させることが必要かどうかしっかり考えないといけない時代になったと思います。
2012年春 国際オーソモレキュラー医学会の会長に元杏林大学教授・柳澤厚生医師が選ばれる。
オーソモレキュラー医学会というと日本では北原氏が行っていて水上医師が理事長を務める「日本オーソモレキュラー医学会」が頭に浮かぶのですが、「国際オーソモレキュラー医学会」というのがあるとは知りませんでした。
また、柳澤先生も初めて知りました。
そして国際オーソモレキュラー医学会ニュースの日本語版監修として、溝口先生と北原氏の名前が載っていました。日本のオーソモレキュラー医学(分子整合医学)は、北原氏・水上医師、溝口医師、柿谷・柏崎医師の3グループに分かれていましたが、ここで北原氏グループと溝口医師グループがつながったのかな?と思いました。