その高校は、A組はちょっと不良っぽい感じのクラスで、B組は半々くらいな感じでC組は進学コースなんだけど、
私はB組でA組の子がすごくかっこよくみえちゃって。
結構惚れっぽんだなー。すぐ好きになっちゃう。笑
けど、高校入って最初に付き合ったのはB組の同じクラスの子。
家が喫茶店してて、頭がツンツンヘアーな子。
やたらやんちゃっぽい男の子がいたから、ちょっと気になってはいたんだ。
「ずいぶん、面白い髪型してるけど何だろこの人?」ってくらい。
そしたら、彼の方から話しかけてくれて。
私も彼のこと気になってたから嬉しくて。
そうこうしてる間に、二人の間に言葉にはしてないけど
お互いの「好き」って気持ちは疑いようもないような
そんな関係になっていった。
そんなある日彼から「俺たちって付き合ってるよね?」って。
もちろん「付き合おう」とか、「好き」とか言葉で明言したことは無かったんだけど、もう二人が惹かれてるのは疑いようのない事実で。
そんな言葉がきっかけとなって私たちは付き合うようになった。
私は、親にも頼れなかったし、心が休まる時が無かったから
どこかで心のよりどころを求めていたんだと思う。
彼に見る見るうちにハマっていって、
四六時中彼のことを考えるようになっていった。
デートに二人っきりで出かけることもないし、
いつも仲間と一緒に皆でわいわいしているだけ。
でも、彼がその空間にいるというだけで嬉しかったし、
愛情に飢えてた私はそれだけで嬉しかったし幸せだった。
けど、私の気持ちが彼に傾倒すればするほど、
何となくだけど、彼の気持ちが私から離れて行っちゃっている気がした。
私の気持ちと反比例するように彼の気持ちがみるみる冷めていくのがわかった。
どうしたんだろう?私何かしたっけ?
不安になればなるほど、好きって気持ちは高ぶって、
「付き合おう」って言われてない曖昧なスタートが、急に不安要素として
気持ちを圧迫していった。
彼に冷たくされるたびに、私は焦っていった。
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