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樹林墓地抽せん会に多数応募8月28日 16時54分
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樹木の下に遺骨を共同で埋葬する東京都の「樹林墓地」の抽せん会が28日行われました。
2回目のことしは募集の枠が去年の3倍余りに増えたのに対し10倍に当たる応募があり、引き続き高い人気になっています。
東京都は樹木の下に遺骨を共同で埋葬する「樹林墓地」を東京都の多摩地区にある都立小平霊園に初めて整備し、去年から募集を行っています。
ことしは2回目の募集が行われ、28日、東京都庁で抽せん会が行われました。
樹林墓地は自然葬への関心が高まっているうえに管理費がかからないことなどから人気が高く、今回は、募集の枠を去年の500人分から1600人分へと3倍余りに増やしました。
これに対しておよそ10倍に当たる1万5833人分の応募があり、引き続き高い人気となっています。
会場には応募した人たちおよそ200人が訪れ、抽せんの様子をじっと見つめていました。
そして、抽せんが終わり、当選番号が書かれた紙が張り出されると、訪れた人たちは自分たちの番号があるか確認し、当選した人の中には涙を浮かべながら喜ぶ人の姿も見られました。
当選した70代の男性は「海への散骨と比べて土に還る方がよいと思って申し込みました。当選してよかったです」などと話していました。
一方、70代の女性は「落ちてしまいました。来年も申し込みたいと思います」と残念そうに話していました。
東京都は来年から樹木の下に共同ではなく個別に埋葬する「樹木墓地」の募集も始めることにしていて、墓地の多様なニーズに応えていくことにしています。
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