トップページ社会ニュース一覧経産相 汚染水対策の凍土壁は全額国費
ニュース詳細

経産相 汚染水対策の凍土壁は全額国費
9月3日 0時21分

茂木経済産業大臣は、福島第一原子力発電所で汚染水のトラブルが相次いでいる問題を受けて、汚染水が海に流出するのを防ぐため、原発の敷地内の地盤を凍らせて壁を造る費用の全額を、国が負担する考えを明らかにしました。

福島第一原発では汚染された地下水の海への流出が明らかになったことに加えて、タンクから300トン余りの高濃度の汚染水が漏れるなど問題が深刻化していて、政府は、3日、原子力災害対策本部を開き、政府としての汚染水対策の基本方針を取りまとめることにしています。
これについて、茂木経済産業大臣は、2日夜、記者団に対して、「緊急性を要する事業、技術的に難しいものについては、国が責任を持ちたい」と述べ、汚染水が海に流出するのを防ぐため、原発の敷地内の地盤を凍らせて壁を作る費用の全額を、国が負担する考えを明らかにしました。
これに加えて茂木大臣は、汚染水から放射性物質を減らす処理設備の性能を上げる費用を合わせた事業費は数百億円規模になるとしたうえで、一部については今年度予算の予備費を活用する考えを示しました。

[関連ニュース]
k10014232091000.html

[関連ニュース]

  自動検索

汚染水対策の基本方針を決定 (9月3日 12時14分)

汚染水対策 国が210億円支出へ (9月3日 5時37分)

汚染水対策 知事が国に要望 (8月28日 17時14分)

このページの先頭へ