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汚染水対策 知事が国に要望8月28日 17時14分
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東電福島第一原子力発電所で汚染水を巡るトラブルが相次いでいる問題について、福島県の佐藤知事は28日、茂木経済産業大臣に対し、国として一刻も早く解決に向けた対策を実施するよう要請しました。
福島県の佐藤知事は28日午後、経済産業省を訪れ、茂木経済産業大臣に要望書を手渡しました。
この中で佐藤知事は、福島第一原子力発電所で汚染水を巡るトラブルが相次いでいる問題について、「汚染水問題は国家の非常事態であり、国の威信をかけてしっかり対応してほしい。具体的な対策がいつまでに行われるのか、短期的、中期的、長期的な対策を明らかにしてほしい」と述べ、国として一刻も早く解決に向けた対策を実施するよう求めました。
これに対し茂木大臣は、「地下水の汚染については来月のなるべく早い時期に対策の実施方針を取りまとめ、急いで実行したい」と答えました。
要請を行ったあと佐藤知事は記者団に対し「国策として推進してきた原発に対し、国策として東京電力と一緒に対策を講じることを期待している」と述べました。
そのうえで国の専門家の会議が汚染水の増加を抑えるため地下水をくみ上げて海に放出することを検討していることについて、「漁連や県民、国民に丁寧にしっかりと分かりやすく説明することが大事だ」と述べ、国民や地元の理解が必要だという考えを示しました。
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