復興のいちご団地で鍵引き渡し09月03日 12時36分
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震災で特産のいちごの栽培施設が大きな被害を受けた亘理町で、復興の柱として整備を進めていた「いちご団地」が完成し、３日、農家の人たちに栽培用ハウスの鍵が引き渡されました。
東北有数のいちごの産地として知られる亘理町では津波で特産のいちごの栽培施設が大きな被害を受けました。
町では、復興事業の柱として、１１０億円あまりをかけて町内の３か所にあわせて７０ヘクタールのいちごの栽培団地の整備を進め、先月末までに完成しました。
このうちおよそ６０の農家が入る予定の浜吉田地区のいちご団地では、３日、町の担当者から栽培用ハウスの鍵が農家の人たちに引き渡されました。
鍵を受け取った農家の人たちは説明を受けたあと、割りふられた栽培用ハウスの場所を確かめていました。
いちご農家の人は、「多くの方たちの支援でここまでたどり着けました。これからは生産者として責任を持って全国の人に真っ赤ないちごを届けたいです」と話していました。
新しく完成した「いちご団地」での収穫は、クリスマスに向けたことし１２月頃になる見込みです。