Updated: Tokyo  2013/09/03 20:01  |  New York  2013/09/03 07:01  |  London  2013/09/03 12:01
 

日本株市場で五輪関連銘柄が上昇-東京開催の予想が一番人気

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  9月3日(ブルームバーグ):2020年夏季五輪の開催地決定が間近に迫る中、ブックメーカー(賭け屋)サイトでは東京が一番人気となり、東京市場でも建設や不動産など五輪関連企業の株価上昇が目立つ。

岡三証券が建設、不動産、観光など五輪関連79銘柄を指数化した「東京五輪関連株指数 」は、年初来45%上昇し、同期間の東証株価指数(TOPIX)の上昇率34%を上回った。同五輪指数構成銘柄の横河ブリッジホールディングス は年初来61%上昇したほか、太平洋セメント は58%、三井不動産 は55%それぞれ値上がりしている。

オンラインでのオッズ(賭け率)をまとめているオッズチェッカー・ドットコムによると、開催地として東京を予想しているのは44%で一番の人気。マドリードの29%、イスタンブールの24%に水を開けている。こうした東京での五輪開催への期待が株式市場をにぎわせている。

岡三証券で五輪指数作成に携わった草木孝グローバル金融調査部次長によると、指数は都市開発関連銘柄を中心に上がっているという。その上で同氏は「五輪の開催地が決まれば、まずは建設、その後徐々に観光や消費関連銘柄に買いが広がるだろう」と述べた。

オリンピックの経済波及効果は、準備から開催までの7年間に全国で約3兆円に上ると東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会は昨年夏に試算した。約15万人の雇用も創出すると見込んでいる。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 黄恂恂 xhuang66@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Michael Tighe mtighe4@bloomberg.net;大久保義人 yokubo1@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/03 16:18 JST

 
 
 
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