Updated: Tokyo  2013/09/03 19:56  |  New York  2013/09/03 06:56  |  London  2013/09/03 11:56
 

債券先物は続落、株高・円安や超長期債に売り-10年入札順調で買いも

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  9月3日(ブルームバーグ):債券先物相場は続落。国内株高や円安基調に加えて、超長期債ゾーンへの売りが重しとなった。一方、きょう実施の10年債入札結果は順調となり、午後の取引開始後に買いが優勢になる場面が見られた。

東京先物市場で中心限月の9月物は前日比11銭安の144円06銭で始まり、直後に144円00銭と日中取引で8月27日以来の安値を付けた。その後は下げ幅を縮める展開となり、午後零時45分の入札結果発表後には1銭安の144円16銭まで戻した。もっとも、株高などを受けて買いは続かず、結局は16銭安の144円01銭で引けた。

現物債市場で長期金利 の指標となる新発10年物国債の329回債利回りは同0.5ベーシスポイント(bp)高い0.75%と8月27日以来の高水準で開始後、午後1時半すぎには0.735%に低下した。その後は売りが出て、午後3時前後からは0.745%で推移している。20年物の145回債利回りは3bp高い1.69%、30年物の39回債利回りも3bp高い1.80%と、ともに8月27日以来の高水準を付けた。

バークレイズ証券の徳勝礼子シニア債券ストラテジストは、10年債入札について「最低落札価格は高めに決まった。買えなかった人が後から買っている感じだ」と分析した。債券相場については「為替市場で円安・ドル高が進み、株価が上昇したことを受けて円債は売りが先行した」とも話した。

財務省がこの日実施した表面利率0.8%の10年利付国債(330回債)の入札結果によると、最低落札価格は100円31銭と市場予想を2銭上回った。小さければ好調とされるテールは1銭と昨年11月以来の低水準となった。投資家需要の強さを示す応札倍率は3.50倍と前回の3.51倍とほぼ横ばいだった。

東京株式相場は大幅続伸し、TOPIX は前日比2.8%高の1149.18で引けた。東京外国為替市場で円は対ドルで約1カ月ぶりの安値を更新するなど、前日に続いて全面安の展開となっている。

メリルリンチ日本証券の大崎秀一債券ストラテジストは、前日の欧州市場ではリスクオフの巻き戻しとしながらも、「シリア情勢に関する先行き不透明感は強く、国内債売りを積極化するには至っていない」と指摘した。

2日の欧州債市場ではドイツ10年債が約1週間ぶりの大幅下落となった。中国とユーロ圏で製造業活動の拡大が示されたことを背景に、域内で最も安全とされるドイツ国債 の需要が後退した。

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 池田祐美 yikeda4@bloomberg.net;東京 赤間信行 akam@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:大久保義人 yokubo1@bloomberg.net;Rocky Swift rswift5@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/03 15:55 JST

 
 
 
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