Updated: Tokyo  2013/09/03 20:00  |  New York  2013/09/03 07:00  |  London  2013/09/03 12:00
 

今日の国内市況(9月3日):株式、債券、為替市場

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  (ブルームバーグ):きょうの国内市場の株式、債券、為替相場は以下の通り。

●日本株連騰し1カ月ぶり上昇率、円安、欧州底打ち期待で全業種上げ

東京株式相場は連騰し、主要株価指数は約1カ月ぶりの上昇率を記録。1ドル=99円台まで円安が進み、企業業績に対する楽観的な見方が広がった。自動車など輸出関連、証券や銀行など金融株中心に東証1部33業種は全て上昇。原子力発電所の再稼働などへの期待で、電力株の上げも目立った。

TOPIXの終値は前日比31.40ポイント(2.8%)高の1149.18、日経平均株価は405円52銭(3%)高の1万3978円44銭。いずれも上昇率は8月2日以来、続伸は8月14日以来でほぼ半月ぶり。東証1部の値上がり銘柄数は、全体の93%に達した。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの三沢淳一株式運用部長は、「為替の円安はトレンドを確認するようなものではないが、底割れするようなドル安ではないという安心感が出る」と指摘。株式市場は目先の底入れ確認の動きになっており、過去1カ月程度のリスクオフによって「振れ幅が大きかった国、セクターほどリバーサルの動きがある」と言う。

●債券先物続落、株高・円安や超長期債に売り-10年入札順調で買いも

債券先物相場は続落。国内株高や円安基調に加えて、超長期債ゾーンへの売りが重しとなった。一方、きょう実施の10年債入札結果は順調となり、午後の取引開始後に買いが優勢になる場面が見られた。

東京先物市場で中心限月の9月物は前日比11銭安の144円06銭で始まり、直後に144円00銭と日中取引で8月27日以来の安値を付けた。その後は下げ幅を縮める展開となり、午後零時45分の入札結果発表後には1銭安の144円16銭まで戻した。もっとも、株高などを受けて買いは続かず、結局は16銭安の144円01銭で引けた。

●円全面安、世界景気期待でリスク選好-対ドル1カ月ぶり99円後半

東京外国為替市場では円が前日に続いて全面安の展開。対ドルでは約1カ月ぶりの安値を更新した。シリア情勢への懸念一服や世界的な景気回復期待を背景にリスク選好の円売りの動きが優勢となった。

1ドル=99円台前半でアジア市場を迎えたドル・円相場は、日本時間午前7時すぎに前日の海外市場で付けた8月2日以来の円安値99円43銭を突破し、10時前には一時99円70銭を付けた。その後は99円台半ばを中心にもみ合った。午後3時37分現在は99円60銭前後で推移している。

更新日時: 2013/09/03 16:05 JST

 
 
 
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