「神様のメモ帳」などで知られる人気ライトノベル作家・杉井光氏が、匿名掲示板「2ちゃんねる」にほかのラノベ作家や出版社への誹謗中傷を書き込んでいたことが判明。27日、杉井氏は公式サイトに謝罪文を掲載した。
「2ちゃんねる」は、過去の書き込みを見ることができるなど掲示板をより快適に利用するための有料サービス「2ちゃんねるビューワ」を提供。その会員のものと見られる約3万人分の個人情報が流出していることが26日にわかった。流出した情報のなかには、クレジットカードの番号や名義人、住所、メールアドレスまで含まれているという。
そして、流出した情報の中に杉井氏らしき情報があることが発見された。そこから、杉井氏が他のライトノベル作家や出版社を批判する書き込みを繰り返していたことが明らかになった。
騒ぎを受けて、杉井氏は、公式サイトにて「お詫び」と称した文章を掲載。「ご存じの方も多いかと思いますが、僕は2ch上において暴言や誹謗中傷を多数行っておりました」と疑惑を認め、「お詫びのしようもありませんが、中傷を行った作家先生方、荒れを招くこととなったスレの住人の方々、出版社などご迷惑をおかけした関係各位、ならびに読者の皆様に深く陳謝申し上げます」と謝罪した。現在、中傷した相手へ謝罪の連絡をしているところだそうだ。
杉井氏は、「火目の巫女」で第12回電撃小説大賞の銀賞を受賞。「さよならピアノソナタ」シリーズや、2011年にアニメ化された「神様のメモ帳」シリーズなどで知られている。