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李石基議員「決定的な時期が来た」…戦争対応3大指針伝える
2013年09月03日09時47分[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
北朝鮮の長距離ミサイル発射と3度目の核実験、「停戦協定白紙化」宣言まで続き、韓半島危機状況が高まった今年3月。李石基(イ・ソッキ)統合進歩党議員(51)は「戦争対応3指針」を京畿東部連合内の地下従北組織「RO(Revolutionary Organization)」細胞単位組織員に伝えた。
指針は簡明だった。▼非常時に連帯組織を迅速に設ける▼大衆を動員してBSE(牛海綿状脳症)事態のように宣伝戦を実施する▼米軍基地、特にレーダー基地や電気施設など主要施設に関する情報を収集する--。その後、李議員は2回のRO組織会合を開き、「革命の決定的時期(満潮期)」が到来しただけに大韓民国体制を転覆しようという具体的な実行案を議論した。2日に国会に提出された李議員の逮捕同意要求書に添付された犯罪事実の核心要旨だ。李議員と統合進歩党側は「逮捕同意案容疑の相当部分は事実でない」と反発している。しかし逮捕同意要求書に指摘された犯罪の事実には李議員側の反論が疑われる内容が含まれている。
公安当局によると、李議員は「民族民主革命党」事件で裁判所から懲役2年6月を言い渡され、釈放された後、03年下半期、民主革命党京畿南部委員会組織員を中心に地下革命組織ROを結成した。総責の李議員を頂点とする中央委員会があり、傘下に京畿東部・南部・中西部・北部の4地域別圏域と中央チーム、青年チームの組織体系を整えた。その後、ROは勢力を京畿地域社会団体に次第に拡張し、統合進歩党の前身の民主労働党に浸透した。
ROは▼主体思想を理念として韓国社会の変革運動を展開する▼韓国社会の自主・民主・統一実現を目的とする▼主体思想を伝播する--という3大綱領を持っている。また▼組織保衛▼思想学習▼財政ほう助▼分工遂行▼組織生活--など、組織員の5大義務を明示している。
公安当局はこれを根拠に「韓国社会主義革命を目的とした反国家団体ないし利敵団体」とみている。こららの綱領は、大韓民国を米帝に隷属したファッショ政権と定義する北朝鮮の「民族解放民主主義革命論」と一致する。統合進歩党の比例代表で昨年4月に国会議員になった李議員は、「停戦協定白紙化」宣言などが出てきた3月、戦争状況が迫ったと判断し、組織員に指針を伝えた。
約2カ月後の5月10日、李議員はRO組織員に緊急召集命令を出した。京畿道昆池岩青少年修練院で開かれたこの会合には約130人が出席した。李議員はこの会合で、「現在作られた私たちの朝鮮半島の情勢は、革命と反革命を分ける非常に重要な時期だ。私たちがどのように準備して戦うのかについて革命的決意を新たにする場」と述べ、組織員を扇動した。
しかし会合に出席した指揮部組織員のキム・グンレ統合進歩党京畿道副委員長が酒に酔っていたため、開始10分後に「日を改めてまた会うことにしよう。私の召集令が出れば風のように来なければいけない。それが現情勢が要求する私たちの生活態度、事業作風(態度)であり、党内の戦争気風を準備することに対する現実問題ということを記憶してほしい」と述べて解散させた。
李議員は1次会合の2日後の12日にまた緊急命令を通じて、組織員をソウル合井洞マリスタ教育修士会に集めた。李議員はこの会合で、革命の決定的な時期に関する物質的・技術的な部分について謀議することを指示した。
李議員は「朝鮮半島は米国の世界秩序の根本を弱化させ、米国中心の覇権主義帝国を倒す世界革命の中心舞台になるとみる」とし「同志は営利ばかり考えるのではなく、即刻戦闘態勢に入るよう準備しなければならない」と述べた。また「戦争で核爆弾より恐ろしいのが思想の武器」とし、思想戦と心理戦を強調したりもした。
李議員は主要国家基幹施設の打撃、銃器保有、爆弾製造法などが議論されたこの日の会合が終わった後、組織員に「総攻撃命令が出れば瞬時に攻撃しろ」と指示した。
公安当局は李議員が▼逃走および証拠隠滅の恐れがある▼再犯の危険性がある▼重要参考人に危害を加える可能性がある--という点を拘束必要の理由に挙げた。李議員は民主革命党事件で手配された当時、約3年間にわたり逃避生活をした。公安当局は逮捕令状で「不拘束状態で捜査を受ける場合、組織員の潜伏、逃避をほう助する方法などで犯罪行為を継続する可能性が高い」と明らかにした。
指針は簡明だった。▼非常時に連帯組織を迅速に設ける▼大衆を動員してBSE(牛海綿状脳症)事態のように宣伝戦を実施する▼米軍基地、特にレーダー基地や電気施設など主要施設に関する情報を収集する--。その後、李議員は2回のRO組織会合を開き、「革命の決定的時期(満潮期)」が到来しただけに大韓民国体制を転覆しようという具体的な実行案を議論した。2日に国会に提出された李議員の逮捕同意要求書に添付された犯罪事実の核心要旨だ。李議員と統合進歩党側は「逮捕同意案容疑の相当部分は事実でない」と反発している。しかし逮捕同意要求書に指摘された犯罪の事実には李議員側の反論が疑われる内容が含まれている。
公安当局によると、李議員は「民族民主革命党」事件で裁判所から懲役2年6月を言い渡され、釈放された後、03年下半期、民主革命党京畿南部委員会組織員を中心に地下革命組織ROを結成した。総責の李議員を頂点とする中央委員会があり、傘下に京畿東部・南部・中西部・北部の4地域別圏域と中央チーム、青年チームの組織体系を整えた。その後、ROは勢力を京畿地域社会団体に次第に拡張し、統合進歩党の前身の民主労働党に浸透した。
ROは▼主体思想を理念として韓国社会の変革運動を展開する▼韓国社会の自主・民主・統一実現を目的とする▼主体思想を伝播する--という3大綱領を持っている。また▼組織保衛▼思想学習▼財政ほう助▼分工遂行▼組織生活--など、組織員の5大義務を明示している。
公安当局はこれを根拠に「韓国社会主義革命を目的とした反国家団体ないし利敵団体」とみている。こららの綱領は、大韓民国を米帝に隷属したファッショ政権と定義する北朝鮮の「民族解放民主主義革命論」と一致する。統合進歩党の比例代表で昨年4月に国会議員になった李議員は、「停戦協定白紙化」宣言などが出てきた3月、戦争状況が迫ったと判断し、組織員に指針を伝えた。
約2カ月後の5月10日、李議員はRO組織員に緊急召集命令を出した。京畿道昆池岩青少年修練院で開かれたこの会合には約130人が出席した。李議員はこの会合で、「現在作られた私たちの朝鮮半島の情勢は、革命と反革命を分ける非常に重要な時期だ。私たちがどのように準備して戦うのかについて革命的決意を新たにする場」と述べ、組織員を扇動した。
しかし会合に出席した指揮部組織員のキム・グンレ統合進歩党京畿道副委員長が酒に酔っていたため、開始10分後に「日を改めてまた会うことにしよう。私の召集令が出れば風のように来なければいけない。それが現情勢が要求する私たちの生活態度、事業作風(態度)であり、党内の戦争気風を準備することに対する現実問題ということを記憶してほしい」と述べて解散させた。
李議員は1次会合の2日後の12日にまた緊急命令を通じて、組織員をソウル合井洞マリスタ教育修士会に集めた。李議員はこの会合で、革命の決定的な時期に関する物質的・技術的な部分について謀議することを指示した。
李議員は「朝鮮半島は米国の世界秩序の根本を弱化させ、米国中心の覇権主義帝国を倒す世界革命の中心舞台になるとみる」とし「同志は営利ばかり考えるのではなく、即刻戦闘態勢に入るよう準備しなければならない」と述べた。また「戦争で核爆弾より恐ろしいのが思想の武器」とし、思想戦と心理戦を強調したりもした。
李議員は主要国家基幹施設の打撃、銃器保有、爆弾製造法などが議論されたこの日の会合が終わった後、組織員に「総攻撃命令が出れば瞬時に攻撃しろ」と指示した。
公安当局は李議員が▼逃走および証拠隠滅の恐れがある▼再犯の危険性がある▼重要参考人に危害を加える可能性がある--という点を拘束必要の理由に挙げた。李議員は民主革命党事件で手配された当時、約3年間にわたり逃避生活をした。公安当局は逮捕令状で「不拘束状態で捜査を受ける場合、組織員の潜伏、逃避をほう助する方法などで犯罪行為を継続する可能性が高い」と明らかにした。