また、ある芸能関係者は、05年にバーニングから独立した“水野美紀の騒動”での周防氏の行動について、怖さを感じたという。
「ブログでは『ジャーナリストの寺崎』(仮名)となってますが、これは宮崎学さんのことで、彼がネットで書いた水野美紀の独立劇に関する記事を見て、周防氏が『会長、何とかこのホームページ潰していただけませんか? こんなこと書かれたら潰すしかりません』と相談に来た、とありますが、その後のやり取りも生々しい。その後、一度は周防社長と水野は和解をするが、掌を返したように、周防社長が“水野潰し”に躍起になる様が書かれているんです。実際にその後、水野は芸能界の一線から干されていますからね。やはり“芸能界のドン”と言われるだけのことはあります」
その他、ブログには現在、放送されているNHK大河ドラマ『八重の桜』のチーフプロデューサーとの癒着や、モーニング娘。メンバーとの不適切な関係も書かれている。また、今後も、周防氏関連のトラブルに関与した芸能関係者が実名で登場するとも書かれているため、当事者は戦々恐々としているだろう。
この周防氏と暴力団との関係を示す具体的な記述に、警視庁捜査4課も暴力団排除条例における“密接交際者”として周防氏を認定できるのでは、と内偵に入ったという情報もある。
「これらの内容が事実であれば、周防氏は引退に追い込まれますよ。それだけに、芸能プロの業界団体で、芸能界の健全化を使命とする『日本音楽事業者協会』はこのブログに目をつむるのではなく、慎重に調査すべきです」(芸能関係者)
それにしても、民族派のブログで芸能界と暴力団との黒い交際が指摘されるとは皮肉な話である。どこまでが真実なのか、周防氏の釈明が待たれる。
(文=今上 明)