初診、入院料上げ一致 消費税8%で中医協分科会厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)の分科会は28日、消費税率が来年4月に8%となった場合、医療機関に支払われる診療報酬のうち初診料や再診料、入院基本料を中心に引き上げるべきだとの意見で一致した。 消費税を患者らに転嫁できない医療機関の負担を軽減するためで、具体的な引き上げ額は2014年度予算編成を踏まえて詰める。実現すれば患者の窓口負担も増える。 医療機関は、経費に当たる薬や機器などの仕入れに消費税がかかる。ただ収入に当たる診療報酬は非課税のため負担が生じる。分科会では増税時の対応を検討しており28日に議論の中間整理をまとめた。 【共同通信】
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