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【神奈川】

逗子海水浴場 「音楽禁止」目指す 安全対策協

 海の家の音楽イベントなどで風紀の乱れや治安悪化が問題化し、七月に殺傷事件が起きた逗子海水浴場を安全で快適なビーチに再生させようと、逗子市と逗子署、県による安全対策協議会が七日、市役所で初会合を開いた。来夏は音楽イベントの全面禁止を目指し、条例改正による規制強化を検討していくことを決めた。

 市は殺傷事件後の七月二十五日に、海の家の運営団体「逗子海岸営業協同組合」にクラブイベントの自粛を要請。さらに今月三日には、音楽の全面的な自粛を申し入れた。

 市は週末に警察などと合同の海岸パトロールで監視しているが、自粛がきちんと守られていないのが現状で、参加した平井竜一市長も状況を確認したという。平井市長は会合後、「現状では自粛で対応が困難。緊急対応として、条例による規制強化が必要」と述べた。

 市は今後、警察や海岸を管理する県横須賀土木事務所などと定期的に協議し、海の家での音楽全面禁止や、入れ墨客の入店禁止などを盛り込んだ市海水浴場条例の改正案を検討。来年二月の市議会で提案を目指す方針。

 また、今夏の対策として、市などの合同パトロールを土曜に加えて日曜も実施する。同海水浴場には、海の家が四十三軒あり、このうち八軒に音楽イベントの開催設備がある。

 (斎藤裕仁)

 

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