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【サッカー】日本代表合宿スタート 初日は守備を徹底おさらい2013年9月3日 紙面から
日本代表は2日、国際親善試合のグアテマラ戦、ガーナ戦に向けて大阪府内で合宿をスタートさせた。崩壊寸前の守備の再建へ、ザッケローニ監督は約1時間半の練習で、守備ラインの上下動や選手間の距離などチームコンセプトを一からおさらい。ワールドカップ(W杯)ブラジル本大会を約9カ月後に控え“出直しモード”に突入した。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで37位の日本に対し、グアテマラは93位、ガーナは24位。 W杯まで残り9カ月。チームの完成度を高めなければならないこの時期に、ザックジャパンが一からの出直しを始めた。6月のコンフェデ杯と8月のウルグアイ戦を合わせ、強豪国相手に4試合で13失点。守備のもろさを露呈したことを受け、就任1年目に綿密にたたき込んだはずの守備の約束事を再確認。MF遠藤が「こんなにベースの確認に時間をかけたのは初めて」と驚くほど、約40分間みっちりとおさらいした。 「相手の一番前の選手より1メートル後ろでDFラインをつくれ」「ラインを下げるときはボールと逆サイドのセンターバックが声をかけろ」。ザッケローニ監督が細かく指示した内容は、決して新しいものではない。これまでもザックジャパンの守備の約束事としてあったものだが、徹底的に復習。この日集まったフィールドプレーヤー15人のうち主力組の10人でフォーメーションをつくり、取り囲む残り5人のパス回しに合わせ、10人が一体となって上下左右にポジションをスライドさせることを繰り返した。 「今回の合宿から、しっかりと失点をなくす、減らすをテーマにやっていく。アジアではやれていたことが、なんとなくになっていた。神経をとがらせていかないと、強豪相手には通用しない」。練習後、守備リーダーのDF吉田は神妙な表情で語った。 ただ、失点はDF陣だけの問題ではない。高いDFラインを保つ以上、前線と中盤の選手も連動して前から追わねばボールは奪えない。この9日間で、吉田は本田ら攻撃陣にも積極的に要求していくことを示唆した。「ミーティングもあるだろうし、話していく。頭で分かってるのと、ピッチで表現するのは違うんで、1試合ずつ結果を出していくしかない」 かつてはアルゼンチン、チェコ、フランスなどの強豪国を完封したこともあるザックジャパン。どん底からのホーム2連戦で、揺るがぬ堅守を再構築する。(宮崎厚志) PR情報
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