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【プロ野球】

巨人、バレと真っ向勝負 原監督「正々堂々と」

2013年9月3日 紙面から

 巨人・原辰徳監督(55)が3日からのヤクルト2連戦でバレンティンと真っ向勝負する方針を示した。この日、チームは空路で富山に移動した。羽田空港で取材に応じた指揮官は「正々堂々とやるでしょう」と明言した。

 相手は、シーズン最多55本塁打のプロ野球記録まであと3本の怪力スラッガー。巨人も今季は8被弾しているが、投手陣がひるむことはまったくない。斎藤投手コーチは「むやみに歩かすつもりはない。絶対に打たれちゃいけない場面ではそう(四球に)なるかもしれないけど」との考えを示した。

 くしくも同コーチの現役時代に同じようなケースがあった。1985年だ。阪神・バースが54本塁打で迎えたシーズン最終戦は10月24日の巨人戦(後楽園)。当時、巨人は王監督だった。巨人の投手陣には「王さんの55本の記録を抜かれちゃいけない」との共通認識はあった。

 その試合に先発した斎藤はバースに対して2四球、1安打だった。結果的にバースは55本のプロ野球記録に届かなかった。斎藤コーチは「今はどう考えても防ぎようがない。うち(巨人)だけ勝負、避けてもね。勝負するところは勝負しないと」と説明した。

 相手の記録はとりあえず度外視。「優勝に向かって勝つことが目的。勝つための選択をする」と原監督。チームの勝利を最優先してバレンティンに立ち向かう。(伊藤玄門)

 

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