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【格闘技】

亀田大毅が計量一発パス

2013年9月3日 紙面から

一発で計量をパスした大毅(右)と1回目計量に失敗し、険しい顔のゲレロ=香川県高松市の丸亀町GREENけやき広場でで(竹下陽二撮影)

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 IBF世界スーパーフライ級王座決定戦の前日計量が2日、高松市内で行われた。減量苦が伝えられた亀田大毅(24)=亀田=は52・1キロのリミットぎりぎりで一発パス。一方、ロドリゴ・ゲレロ(25)=メキシコ=はすったもんだの末、3度目の計量でようやくパスし、余計な体力を消耗した。自らの2階級制覇と3兄弟同時世界王者を目指す大毅が、がぜん有利になってきた。

 前日まで超不機嫌モードの大毅が、計量をパスした後、水分を補給すると、ウソのように冗舌になった。

 「減量の苦しさは、これまでのトップ3。先週の水曜日の夜からほとんど食べてへんし、夜も眠れんかった。減量してると途中でボクサーやめとうなる。でも、食べ物とか水のありがたさも分かる。実際、今も泣きそうや」

 これで体重調整から開放されたわけではない。IBFでは公平を期すため、当日計量もある。契約ウエートの4・5キロ超(56・6キロ以上)だと失格になる。「普通に食べたら7〜8キロ増える。今夜は豚しゃぶだけど、はかりで量りながら食べる。(高松名物の)うどんも短いのを1本ぐらいやな。食べて幸せな気分になるより、腹減ってイライラしてた方が闘争心がわくと自分を納得させるしかない」。インタビュー中も重さを量りながらコップに注いだ栄養ドリンクをチビチビやった。

 今回の試合には自らの2階級制覇、3兄弟同時世界王者、さらに3兄弟による4団体制覇もかかる。「歴史をつくる試合。男なら決めなきゃ。倒して決めます」。勝ったらいつも通り、格好良く歌で締めくくる。(竹下陽二)

 

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