愛知県大府市の市立大府南中学校で5月、水道の蛇口が開けられ、校舎内が水浸しになった事件で、県警東海署は、同中学校教諭、吉川祐正(ひろまさ)被告(26)=別の器物損壊などの疑いで逮捕、起訴=を威力業務妨害などの疑いで3日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者が明らかにした。
再逮捕容疑は、5月8日未明から朝にかけ、勤務先の大府南中学校に侵入し、手洗い場の水道の蛇口約40個を開いて、排水口をふさぎ、教室や廊下を水浸しにして授業を妨害。さらに、保健室から全校生徒486人分の健康管理指導カードとノートパソコン1台を盗むなどしたというもの。
中学校ではこの日、教室の黒板に黄色いチョークで「死」と書かれているのが見つかっていて、東海署は吉川被告の犯行の可能性があるとみている。