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事件
福島第1原発、別のタンクでまた高線量 東電発表
2013.9.3 00:18
東京電力福島第1原発の地上タンクで高線量の計測が相次いでいる問題で、東電は2日、新たに別のタンクで毎時100ミリシーベルト以上の高線量を測定したと発表した。測定は毎時100ミリシーベルト以上を計測できない線量計を使用。東電は再測定を行い正確な数値を割り出すとしており、さらに高線量となる可能性もある。
高線量が測定されたのは、鋼板をボルトでつなぎ合わせた「フランジ式」と呼ばれる簡易製タンクで、つなぎ目の底部から計測された。タンクの水位に目立った変化はなく、周囲に水たまりなどもないという。
一方、8月31日に毎時約1800ミリシーベルトと毎時約220ミリシーベルトを測定したタンク2基について、東電は「ともに漏洩の痕跡を確認できない」と説明。タンク組み立ての際、つなぎ目に詰めた水を吸収する止水材に、誤って汚染水がしみ込んだことで高線量が生じた可能性を示唆した。
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