UPDATE 2-ユーロ圏の8月製造業PMI改定値は51.4に上方修正、受注堅調で2011年6月以来の高水準
* 生産サブ指数は2年3カ月ぶりの高水準 * 新規受注サブ指数も2011年5月以来の高水準 (内容を追加しました) [ロンドン/ベルリン/パリ/ローマ/マドリード/アテネ 2日 ロイター] - マークイットが発表した8月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は5 1.4となり、速報値の51.3から上方修正された。前月は50.3だった。 PMIは50が景況の改善・悪化の節目となる。 受注が堅調となり、2011年6月以来の高水準となった。 マークイットによると、フランスを除き、域内の主要国すべてで状況が改善した。新 規受注が2011年5月以来の高水準となり、このモメンタムの継続が見込まれる。 生産サブ指数は速報値と変わらず、2年3カ月ぶりの高水準となる53.4となり、 7月の52.3から上昇した。 新規受注サブ指数は前月の50.8から53.3に上昇し、2011年5月以来の高 水準となった。 PMIデータによると、製造部門は8月に1年7カ月連続で雇用を削減したほか、前 月よりも削減ペースが加速した。 マークイットのチーフエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「競争力強化に向 けたコスト削減に加え、原油高の影響を相殺するため、企業が引き続き雇用に後ろ向きと いう事実は、回復傾向が雇用市場の十分な改善につながるまで先が長いことを示唆してい る」と述べた。 以下は各国別のPMI。 8月 8月速報値 前月 <ユーロ圏=マークイット発表> 製造業PMI指数 51.4 51.3 50.3 <ドイツ=マークイット発表> 製造業PMI指数 51.8 52.0 50.7 <フランス=マークイット発表> 製造業PMI指数 49.7 49.7 49.7 8月 前月 <英国=マークイット/CIPS発表> 製造業PMI指数 57.2 54.8 <イタリア=マークイット/ADACI発表> 製造業PMI指数 51.3 50.4 <スペイン=マークイット発表> 製造業PMI指数 51.1 49.8 <ギリシャ=マークイット発表> 製造業PMI指数 48.7 47.0
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「思い切った税制措置を」
安倍首相は、産業競争力会議の席上で、民間投資の促進に向けて「思い切った税制措置を講じるべきだと考えている」と表明。
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