8月英製造業PMIは57.2に上昇、11年2月以来の高水準
[ロンドン 2日 ロイター] - マークイット/CIPSが発表した8月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)は57.2と7月の54.8(改定)から上昇し、2011年2月以来の高水準となった。ロイターがまとめたエコノミスト調査の最も楽観的な予想さえも大幅に上回った。
PMIは50を上回ると景況が改善、下回ると景況が悪化していることを示す。8月の指数は5カ月連続で50を上回った。
マークイットのシニアエコノミスト、ロブ・ドブソン氏は「英国の製造業が再び急拡大している」と指摘。第3・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は、第2・四半期の0.7%から加速し、1%を超える可能性があるとの見方を示した。
マークイットは、8月のPMIは新規受注指数と生産指数がともに1994年以来の高水準となったことが寄与したとしている。
新規受注指数は主に内需の伸びを背景に7月の58.6から61.8に大幅上昇した。輸出受注の伸びは過去2年以上で最も高い水準となった。
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「思い切った税制措置を」
安倍首相は、産業競争力会議の席上で、民間投資の促進に向けて「思い切った税制措置を講じるべきだと考えている」と表明。
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