自殺:「自死」へ変更を 遺族連絡会が訴え
毎日新聞 2013年08月31日 17時47分
2007年に策定された政府の自殺総合対策大綱の実施状況を確認し助言を行う有識者会議のメンバーに初めて自殺した人の遺族が参加することが31日、分かった。
政府関係者によると、参加が決まったのは、全国約1500人の遺族でつくる「全国自死遺族連絡会」代表の田中幸子さん(64)=仙台市。同連絡会は「自殺」という言葉が遺族の心を傷つけているとして「自死」に改めるよう訴えており、今後、大綱など政府文書の表現をめぐる議論が活発化しそうだ。
大綱策定後に発足した有識者会議「自殺対策推進会議」のメンバーには遺族を支援する団体関係者はいたが、遺族は入っていなかった。(共同)