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自動車専門の事故調査機関 設置へ
8月27日 14時35分

高速道路で起きたバス事故などを再発防止の観点から分析するため、国土交通省は、来年度、自動車専門の事故調査機関を新たに設置する方針です。

再発防止の観点から事故を専門的に分析する機関としては国の運輸安全委員会がありますが、対象は航空と鉄道それに船舶に限られ、交通事故は含まれていません。
しかし、去年4月、関越自動車道のバス事故で乗客7人が死亡するなどしたため国土交通省は、バスやトラック、タクシーなど事業用の自動車を対象にした事故調査機関を、来年度、新たに設置する方針です。
交通事故については、警察が誰が事故を起こしたのかを中心に捜査していますが、事故調査機関では、車両や道路の構造的な問題のほか、ドライバーの労働環境や健康状態などに重点を置き、事故につながる要因を広く調べることにしています。
事故調査機関は、外部の交通事故や車両の専門家などをメンバーに国土交通省から独立して設置される計画で、みずから現地で調査を行うなどしたうえで再発防止に向けた提言をまとめ、公表することにしています。
国は、この提言を基に必要に応じて安全対策を講じることにしていて、国土交通省は、来年度予算案の概算要求におよそ7000万円を盛り込み、実現を目指すことにしています。

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