学生の個人情報ＵＳＢ紛失　三重大准教授、処分も

　三重大（津市）は２日、教育学部の４０代の准教授が８月、学生１０４人分の個人情報や、１１３２人分の成績などが入った大学所有のＵＳＢメモリーを紛失したと発表した。現時点で不正流用は確認されていないという。

　大学によると、個人情報は教育学部の学生の住所や電話番号、電子メールのアドレスなどで、成績は２００３〜１３年度前期の受講生分。

　准教授は８月１１日、メモリーをかばんに入れて車で三重県鈴鹿市のショッピングセンターに出掛け、帰宅後に紛失に気付いた。その後、帰省先や研究室への置き忘れの可能性などを考えたため、２７日まで大学に紛失を報告していなかった。

　三重大は規定で、許可なく個人情報を職場外に持ち出すのを禁じている。准教授は無断でメモリーを持ち出しており、大学は処分を検討している。

（中日新聞）