時事通信 8月31日(土)14時1分配信
この夏、全国5都市を回る「ドームツアー」を行ったAKB48。約40万人を動員して根強い人気ぶりを証明したが、一方で篠田麻里子(27)、板野友美(22)ら中心メンバー3人が卒業した。華やかで存在感が大きかった3人が抜けた穴は小さくないが、ツアーでは研究生がグループ総監督の高橋みなみ(22)に「MVP」と認められるなど、若手のはつらつとしたパフォーマンスが印象を残した。AKB48の懸案になっている「世代交代」への流れは、今後加速しそうだ。
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ドームツアーでは、7月の福岡公演で篠田、8月の東京公演で秋元才加(25)と板野の卒業セレモニーが行われ、それぞれ直後の東京・AKB48劇場での公演を最後にグループを離れた。3人は2005年末から06年初めにかけてAKB48に入った1〜2期生。知名度が低い時代から中心メンバーとしてグループを引っ張ってきた「功労者」だった。
「絶対的エース」と呼ばれた前田敦子(22)が卒業したのが昨年8月。それからの1年間で、篠田や板野、河西智美(21)ら1〜3期のメンバーを中心に10人以上がグループを離れた。現在、AKB48のメンバーと研究生は計80人以上いるが、1期生は3人、2期生は4人(姉妹グループ在籍者を含む)、3期生は6人(同)と、非常に少ない。1期生の高橋は「(1期生の)我々は化石です」と表現し、3期生の柏木由紀(22)は「(同期が)こんなに減っちゃって寂しい」と思いを明かした。
グループの「若返り」が進む中、運営サイドは若手や研究生に多くの光が当たるように腐心しているようだ。ドームツアー中には、AKB48と姉妹グループの注目の研究生による新ユニット「てんとうむChu! 」がお披露目されたほか、AKB48の研究生16人を昇格させて新たな「チーム4」を発足させた。また、「ポニーテールとシュシュ」などAKB48のヒット曲をメドレーで歌う「選抜メンバー」に、若手注目株の川栄李奈(18)、入山杏奈(17)、加藤玲奈(16)を連日起用した。
こうした動きに呼応するように、若手や研究生はツアーで力強いパフォーマンスを披露していた。特に研究生は3〜4万人台の観客の前でも臆することなく、歌やダンスに全力投球。東京公演では高橋に「ツアー序盤のMVP」と言わせたほどだった。若手も含め、成長のプロセスで一般的な知名度が上がっていけば、グループをけん引する原動力の一つになりそうだ。
最終更新:8月31日(土)14時17分
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