“会いに行ける自衛官”三宅由佳莉、涙の熱唱

家族を失った被災者への応援歌「祈り〜ａ　ｐｒａｙｅｒ」を心を込めて歌う三宅由佳莉。つぶらな瞳から、何度も涙がこぼれて落ちた＝東京・世田谷区上用賀（撮影・瀧誠四郎）（写真：サンケイスポーツ）

　２３万人の自衛官唯一の歌姫として話題の海上自衛隊東京音楽隊３等海曹、三宅由佳莉（２６）が２８日、東京・世田谷区の同音楽隊奏楽堂で、この日発売されたＣＤデビューアルバム「祈り〜未来への歌声」の記念ミニコンサートを行った。

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　同音楽隊約５０人の演奏に合わせ、東日本大震災の被災者への応援歌「祈り〜ａ　ｐｒａｙｅｒ」など４曲を披露。歌唱中、感極まって涙を流す場面もあり、「被災地で出会った人々を思い出して…。この歌が多くの方々の前に進む勇気になれば」と力を込めた。

　ＡＫＢ４８が大好きで、「どの隊員…じゃなくて、どのメンバーが好きってわけではないんですが、頑張っている姿に元気をもらっています」。立ちたいステージには、「より（国民の）身近な存在でいたいのでどんなところでも。“会いに行ける自衛官”？　そうですね」とはにかんだ。

　９月１日に東京・お台場地区で最終日を迎えるイベント「お台場合衆国」に出演する。