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2013年8月28日(水) 東奥日報 ニュース



■ 14年度で和徳幼稚園閉園/弘前

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2014年度末での閉園が決まった弘前市立和徳幼稚園
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 弘前市教育委員会は、同市野田の市立和徳幼稚園(石戸谷眞一園長)を2014年度末で閉園することを決定し、27日に同幼稚園で園児の保護者に伝えた。13年度の充足率が20%にとどまるなど、定員割れで厳しい経営が続いているため。同幼稚園は、1998年に弘前幼稚園が閉園して以来、市内唯一の市立幼稚園。

 57年に創立した同幼稚園には現在、4歳児と5歳児の計14人が在籍し、70人の定員に対する充足率は20%。充足率は85年度は100%だったが、少子化などに伴い03年度は55.7%、09年度は31.4%と低下していた。

 市教委は経営が厳しいことから民間への移譲や休園も検討した。しかし私立幼稚園でも園児減少で経営が苦しい上、園児数も今後、回復する見込みはないと判断。これまで1、6月に計2回説明会を開き、保護者や地域関係者に閉園へ向けた市教委の考えを伝え、理解を求めてきた。

 市教委学校企画課の北嶋郁也課長は「閉園は少子化などでやむを得ない。保護者もおおむね納得してくれた」と説明。また石戸谷園長は「市財政を考えれば致し方ないが、悲しくて残念」と話した。

 市教委は同幼稚園を閉園するための市条例改正案を年度内に市議会へ提出する予定。14年度は5歳児のみの募集とする。同園が運営する言語や発達に障害のある子どもたちが通う「ことばの教室」(同市土手町)は市教委の直営となる予定。

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