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むつ野球場汚染土壌問題で東電が1122万円賠償
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むつ市のむつ運動公園野球場に東京電力福島第1原発事故による放射性物質の汚染土壌が混入した問題で、市は28日、東電から1122万円の損害賠償を受けたことを明らかにした。2013年度一般会計補正予算案の諸収入に追加し、同日開会の定例市議会に提案した。
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同球場では11年7月、改修工事のため宮城県などから運び込まれた土や芝から1キロ当たり最大1890ベクレルの放射性セシウムを検出。球場内外の放射線量は健康上問題ないとされるレベルだったが、市は市民の安全・安心のため、昨年5月から問題の土と芝を撤去。新たに土や芝を入れ替える復旧工事を行い、問題発覚から約1年2カ月後の昨年9月に球場使用を再開した。
市はこの間、汚染土壌を撤去するなどの復旧費用として一般会計から約5千万円を支出。このうち約3900万円は、国の特別交付税と震災復興特別交付税で補填(ほてん)されたため、残り1122万円を市が実費負担した損害として東電に賠償請求していた。賠償金の支払いは今月12日付。
これにより、市は同問題で一時負担した経費の全額が補填されたとしている。
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