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2013年8月26日(月) 東奥日報 ニュース



■ 29日完成、中間貯蔵施設を公開

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29日に完成するのに伴い、報道陣に公開された貯蔵建屋内の使用済み核燃料「受け入れエリア」。ブルーシートに覆われてあるのが訓練用の模擬キャスク(実物大)
 
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建設工事をほぼ終えた同建屋の外観=26日午前、むつ市関根
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 むつ市に使用済み核燃料中間貯蔵施設を建設中のリサイクル燃料貯蔵(同市、RFS)は26日、貯蔵建屋本体が29日に完成するのに伴い、報道陣に公開した。一方、今年10月を見込んでいた事業開始時期については、12月に施行する核燃料サイクル施設の新規制基準適合を条件とする原子力規制委員会の意向を踏まえて既に延期を表明しており、現時点で具体的な見通しは立っていない。

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 RFSによると、2010年8月に建設を開始した貯蔵建屋の工事は、東日本大震災後に一時中断したが、12年3月の再開後は順調に進み、今月末で完成の見込みとなった。

 26日は約8千平方メートルの建屋を公開。トレーラーで使用済み核燃料を搬入する「受け入れエリア」や「貯蔵エリア」などが完成し、今後は機器類の調整や各設備の検査を行う予定。

 中間貯蔵施設は、使用済み核燃料を原発敷地外で貯蔵・管理する国内初の施設。29日完成予定となった1棟目の貯蔵建屋は、最大貯蔵能力3千トン=使用済み燃料を封入したキャスク(金属容器)288基=で、最終的には建屋2棟を建設する計画。1棟当たり最長50年、自然換気でキャスクを空冷保管し、その後は第2再処理工場(建設地未定)へ搬出することになっている。

 RFSは、12月施行の新基準に適合しない限り、事業開始に必要となる使用前検査を実施しないとする規制委の方針を受け、7月に延期を表明。新たな事業開始時期については現在検討中としており、10月までには新工程を公表する予定。ただ、12月の新基準施行後、速やかに使用前検査を受検したとしても、規制委の審査に一定の期間が見込まれることなどから、事業開始は年明け以降となる公算が大きい。

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