阪神・福留孝介外野手(36)が1日、左ふくらはぎ痛のため一軍登録を抹消された。左ヒザ手術から8月13日に一軍に復帰したばかり。わずか3週間で再び戦線離脱することになった。和田監督は早期復帰を期待しているものの、チーム内では早くもクライマックスシリーズ(CS)を福留抜きで戦うことを覚悟している。
逆転Vが絶望的な状況になる中、また逆風だ。8月下旬から左ふくらはぎに違和感を訴えてきた福留の一軍登録抹消を決断。ただ和田監督は「打つ方は問題ないが、走ることができない。どうしたらスタメンに早く戻れるかを考えた」と説明したように早期復帰を見据えている。
しかし、すでにチーム内では「今回の抹消によって福留がCSで本来の力を発揮するのは難しくなった」というシビアな見立てが出ている。今季、福留は5月8日に左ひざ痛のため戦線離脱。手術を経て8月13日に3か月ぶりに復帰していた。復帰直後は長期離脱によって実戦感覚を失っていたこともあって、なかなか快音は出なかったものの、同18日からは8試合連続安打を放つなど徐々に調子を上げていた。
その矢先の再離脱に首脳陣は「ようやく打撃の感覚を取り戻してきたところだったのに…」とガックリ。チーム関係者も「今後、さらに感覚を取り戻してどんどん調子を上げてくると期待していたけど、また逆戻り。せっかく、つかんだ感覚を失ってしまう。早くて復帰は9月中旬。10月12日から始まるCS第1ステージに本調子に持っていくのは難しい」と悲観的だ。
さらに、気になるのは今回の患部だ。球団関係者が「ふくらはぎというのは厄介。特に福留のようなベテラン選手がふくらはぎを痛めるとなかなか治らない。慎重にやらないと再発の危険もある。ふくらはぎ痛をきっかけに他の箇所を痛めて引退というケースもある」と説明するように、長期離脱も覚悟しなければならない状態だ。
こうした状況を踏まえて球団関係者は「CSは短期決戦だけに微妙な状態の福留に期待するのは難しい。今成や俊介のモチベーションを上げるためにも早い段階で彼らに任せるということを伝えておいた方がいい」(チーム関係者)と提案する。
この日も打線に元気がなく広島に1―2と敗戦。攻撃力アップのために福留に頼りたいところだが…。和田監督は厳しい決断を迫られることになった。

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