こんにちは、MAYです。

昨日の夜ラトビアのリガで
ジュニアグランプリシリーズの男子フリーが行われました。

グランプリ東海クラブに所属の宇野昌磨選手が
3位になり銅メダルを獲得しました^^

いや~残り二人の時点で3位だったので
ドキドキしましたね~。

(あまりよろしくないですが、ああいうときは
コーチも選手もやっぱり人のミスを願ってしまうそうです。笑)

知り合いのコーチによると妥当な順位らしく
1位になった中国の金博洋選手や
2位のアディアン・ピトキエフ選手が
ソチオリンピック後の男子シングルを
盛り上げていく人になるのではないか、
ということです。

ジュニアの昌磨くん、
シニアの結弦くんで日本の男子シングルを
盛り上げてほしいところですね^^

(ちょっと気が早すぎですか?笑)

実は私がリンクで練習しているときに
昌磨くんも練習しているということが以前多々あって
彼の練習を何度も見る事が出来たのですが、

やっぱり選手は違いますね^^;

真横でトリプルルッツやトリプルループを跳ばれた時は
さすがにビビりました。笑

そして、あまり知られていない事なのですが
彼は男子選手には珍しく彼はセカンド、サードのトリプルジャンプが
上手な選手なのです。

フリーの最後から2本目のジャンプに
ダブルアクセル―トリプルトゥ―トリプルトゥ
を入れています。

セカンドのトリプルができる人はたくさんいるとして
サードにトリプルを持ってこれる人は
日本人選手だと織田選手くらいしか思いつきません。

彼がこれから世界で勝負していく上で
強力な武器になるのではないでしょうか^^
(あれ、でも4回転とかやりだしたらザヤックの問題もあるのか、、、な?)

そして、彼は最近トリプルアクセルの着氷にも成功したそうで。
なんでも、アクセルの練習中で着氷に失敗し
『頭を強打』してしまい病院へ直行し、
その次の日に初めて降りることができたんだとか。

転ぶのが怖いので着氷寸前に腰を引くことを体が覚えたという話です。

今はまだ回転が足りないのでプログラムには入れていないですが
トリプルアクセルが跳べるようになったら
間違いなくジュニアの世界一をとれる選手なんじゃないでしょうか^^

(ジュニアの表彰台に上がる選手で3Aを入れていないのは彼くらいです。)

今年は福岡でグランプリファイナルが行われるので
同じクラブ所属の村上佳奈子選手と一緒に
ファイナル出場を目指しているそうで
次回の大会も頑張ってほしいですね!

それで、これも昨日知ったのですが、
昌磨くんは2戦目のエントリーをこれからするそうですね。。

シニアの選手だとシーズンインの7/1に2戦ともエントリーするのですが
ジュニアはゆるいらしく。爆

そして特に昌磨くんは連盟に重宝されている選手なので
1戦目の結果が出てから次のエントリー場所を決めるという
特別待遇なのだそうです。

さすが、プルシェンコが認めた男。笑
(2年前くらいに、プル様は昌磨くんをみて
『今のうちにこいつと契約しとけ』と
自分のマネージャーに言ったそうです。)

そんな実力の持ち主の彼がこれからどうなるのか
すごく楽しみです。

なが~くなってしまいました。汗

読んでくださってありがとうございました!

こんにちは、MAYです。

これから書くことは
インターネットでちょっと検索したのですが
どうやらまだ表に出ていない情報らしいです。笑

まあいいか、
と気にせずアップしてしまいたいと思います。笑

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

男女ともに世界一層が厚いといわれる
日本人フィギュアスケーターたちが今日から
イタリアで行われる合宿に参加します。

なぜイタリアで合宿?と思うかもしれませんが
今度のオリンピックの会場であるソチのリンクの氷に
イタリアのリンクの氷の質が一番近いのだそうです。

参加する選手は、

・高橋大輔選手
・浅田真央選手
・羽生結弦選手
・村上佳奈子選手
・鈴木明子選手
・無良崇人選手
・小塚崇彦選手
・町田樹選手
・織田信成選手

といった日本トップレベルの選手たち!!

・・・のはずだったのですが

高橋大輔選手
浅田真央選手
羽生結弦選手
村上佳奈子選手は

イタリアまで行って練習するのはちょっと。。。
ということで合宿を辞退しました^^;

なので

・鈴木明子選手
・町田樹選手
・織田信成選手

のみが合宿に参加しています。

(無良くんと小塚くんはどうだったか忘れてしまいました><
申し訳ないです。。)

いや、それでもまあ豪華なメンバーなんですが。

まあ、合宿という名目上
参加・不参加は本人の自由なんですよね。

プログラムの追い込みもあるでしょうし
国内や自分のホームリンクで調整したいという
こともあったのでしょう。

合宿と聞くと
いよいよシーズンに近づいてきたなと感じますね。

良い調整が進んでいることを願っています^^

この合宿はニュースに取り上げられるのかな?

こんにちは、MAYです^^

なんだかこのホームページがグーグルでも結構
上位に表示されるようになってきたみたいです。笑

素直に嬉しいです^^
いつも訪れてくださっている皆さんのおかげですね。
ありがとうございます!

まあ、でもグーグルのアルゴリズムは日々更新されていきますし
上位表示されてもペラッペラの内容では意味がないので
これからも楽しんでいただけるような文章を書いていきたいと思います^^

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さて、タイトルの話ですが。

浅田真央選手がスケート靴のエッジ(刃)を軽量化した
というニュースが7月の終わりに報道されましたが、、、

このニュースを見た方、
『何グラム』軽くしたか覚えていますか?

もしくは知らなかったという方は
どれくらい軽くしたか考えてみてください。

これ、、、

たったの50gなんです。

右足、左足で50gなのか
右足50g、左足50gずつ軽くしたのか
詳しいことは書いてありませんでしたが、
きっと右足50g、左足50gの
計100g軽くなったのでしょう。

なので、たったの100g
以前の靴よりも軽くなった。

これに効果があるのかな?とMAYは少し
疑わしく思ってしまうのです。

確かにフィギュアスケートでは体重が重くなってしまうと
跳び上がってもその分降りてくるのが早くなってしまうので
体重は軽いほうがいいですし、太らないように選手も気をつけるのですが。。

ジャンプに影響が出始めるのは300gくらい太った場合
といわれています。

もし、真央ちゃんが50g、100gの差を感じることができるのであれば
もう天才としか言いようがないと思います。
普通の選手、人であれば違いは認識できないでしょう。

スケート靴を履いてジャンプを跳んだ経験がない人が思うことで
よくあるのが

『スケート靴が軽いほうがジャンプは跳びやすい』
というものです。

そして、実は私はこれに懐疑的なのです。

なぜなら
スケート靴の『重さ』を使ってジャンプを跳ぶ人もいるからです。

たとえばアクセルジャンプなんかは
ほとんどの選手がスケート靴の重さを利用して跳んでいるのではないでしょうか。

(右足を振り上げて跳び上がるそのときに
靴の重さを利用して跳んでいます。)

なので、『靴を軽くすればジャンプが跳べるし
そのうち5回転もできるかもしれない!』
なんていうのはちょっと違うのではないかというのが
MAYの見解です。

たとえば今有名な選手たちは身長が140cmくらいのときに
3回転を全種類降りていたわけですが、そのときって
自分の体重に比べて靴って凄く重いですよね。

で、大人になって身長が160cmを超えて体重も増えて
自分の体重の比較して靴は以前より軽くなる。

それでも出来る技ってそこまで変わっていないと思いませんか?

男の人なら4回転が2種類くらい、
女の人ならほぼ変わらない人が多いのではないでしょうか。

こういうところからみても
あんまり靴の重さって関係ないんじゃないかな~って
私は思うのです。

(めちゃめちゃ重い靴とかは演技しにくいとは思います!笑)

今回の真央ちゃんの靴の件は
彼女の現在のコーチ、佐藤信夫コーチの勧めだそうで
コーチからみて彼女には軽い靴がいいという考えのことでの
変更だと思います。

(ひょっとしたらもっと軽い靴ができる予定だったのかな?
それが軽くしすぎると強度が~とかの問題でここまでに
抑えられた?とも思ったり)

ただ、この変更で彼女の演技が見違えるように
良くなるとかはないかなと思います。

ジャンプもきっと今までのシーズン通りの感じなのではないでしょうか。

浅田選手は靴に悩まされた経験が比較的少ない選手だと思うので
この変更がいいものであるように願っています。

なんだか、最近は真央ちゃんの記事ばかりになってしまっていますね^^;

意識しているわけじゃないのですが
できればどの選手についても満遍なく書いていきたいと思っています。

『こんな話が聞きたい!』というのがあれば
ぜひコメントやメッセージで教えてくださいね^^

今日はここまでです。

読んでくださってありがとうございました。

おはようございます、MAYです。

実は今日は朝貸に行ってきました。
朝貸とはスケートの一般営業前にスケートリンクを貸しきって
曲をかけたりして練習することです。
選手であれば、一人で貸しきりますが
私は団体の中の一人として参加させてもらっています。

いやー、眠い。zzz
大体どこのリンクも朝の6時くらいから空いていて
貸切がとれるのではないでしょうか?

テレビで見る選手(特に日本人選手たち)は
小さいころから毎週のように貸切をとっていたのですね。
きっと朝に強いに違いない。笑

さて、タイトルの話へ。

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『選手たちはそんなに器用じゃない』と書きましたが、
結論から言ってしまうと

選手たちは演技に自分の内面、性格がすべて出てしまう
ということです。

スケート見ていて
こんなことを感じたことはありませんか?

『この子繊細そうだな~』
『打たれ弱そうかも』
『雑っぽく感じる』
『すごく情熱的に思った』
『なんか淡白な感じ』
『力強さを感じた』

実は、ある選手から感じ取った印象は
その選手の性格に直結していたりします。笑

実際、何にでも情熱を込める人の演技は
やっぱり情熱的ですし、
何事もひょうひょうとこなしてしまう人の演技は
やっぱり軽さを感じてしまったりするのです。

カラオケとかでもそうです。
感情を込めないでただメロディーに合わせて歌う人の演技は
やっぱり情熱的とは言えず淡白な印象を受けますし
メロディーをはずしてでも全力で歌いきるような人の演技は
ちょっとミスがあっても情熱はひしひしと感じるのです。

やっぱり、性格やその人が元から持っているモノは
演技に出てきてしまうのです。

『私は淡白なほうだけどスケートだけは情熱的に滑りたい』
なんて無理な話なんですね。笑

もともと持っていないものをあるように見せたり
持っているものを消し去ってしまえるほど
選手は器用じゃないんです。

だから、氷の上で繊細な演技がしたいと選手が思えば
その人はオフアイス(氷の上以外の生活)のときから
繊細な人である必要があります。

考えてみれば、
全然面白い事を言ったりする人じゃないのに
全力でコミカルな演技をしろというのは無理がありますよね。笑

というわけで、
スケートにはその人の内面が現れてしまうよ
という話でした。

画像の羽生選手はいかにも情熱がほとばしるような演技をするので
きっと情熱的な性格で、物事に熱くなる人なんだろうな~と
私は思います^^

今度選手を見るときは
そんなことを考えながら見てみてくださいね~

読んでくださってありがとうございました。

securedownloadmao

こんばんは、MAYです^^

今回は知り合いのスケート関係者についこの間
聞いたお話をしたいと思います。

浅田真央選手の近況についてです。

今年の浅田真央選手は凄く落ち着いているそうです。

バンクーバー五輪のシーズンは
近しい人が『声もかけられないくらい』ピリピリしていたといいますが
今は打って変わって自分から声をかけにいって話をするそうです。

その人は、『まるで悟りを開いたかのようだった。』
といっていました。笑

『真央が笑顔だと、こっちもうれしい。』
とも。

私もそう思います。

この話を聞いてほっとしましたから。

浅田真央選手は、演技中にすべての感情を封じて
集中する人なのではないかと私は思っています。

2005年にグランプリファイナル優勝の時の演技のように
感情を爆発させるようなことは珍しく
一つ一つの演技をしっかりと落ち着いてこなす選手だと
私は認識しています。

スケートを好きになったとき
『うまいけど面白みがないな。』
と私は思っていたのです。
(浅田選手のファンの方申し訳ありません。。)

当時は感情がほとばしるような選手が好みだったのです。

ただ、彼女も大人になるにつれて
以前は考えもしなかったような大スランプに陥ってしまったり
そこでもがきながらも、また頂点を目指す姿に
私は心打たれました。

彼女に見方がそこで変わったのです。

そして、スケート関係者から真央ちゃんの
意外な一面を教えてもらい彼女の見方ががらっと変わりました。

浅田選手は中京大学のリンクでよく練習しているので
同じくそのリンクを借りて練習している
まだ小学校低学年くらいのちびっ子スケーターに
よく会います。

気さくな真央ちゃんは、
彼女たちに自分から声をかけてあげるのです。

『うまいね』
『もうそんな技できるの!?すごいね!』
『○○先生の教え方をちゃんと聞いていれば大丈夫だから
がんばってね』

そんな声をかけてあげるのです。

でも。

ある人が真央に伝えます。
『あの子、真央よりしーちゃん(荒川静香さん)の方が好きなんだって』

すかさず舌打ちをする真央ちゃん。笑

彼女は本当に良い子だから
テレビとか雑誌とかではそんな態度はふざけても
とらないでしょうし、
そういう記者の方たちの前では
絶対しない行動でしょう。

でも、普段はするのです。笑

彼女も人間だから。

人間浅田真央だから。

4年前よりも、ずっとずっと大人になって
オフシーズンも充実していたと思います。

彼女が今年どんなドラマを見せてくれるのか。

私は笑顔でそのときを待っていたいと思います^^

読んでくださってありがとうございました。

securedownloaddansyou

こんばんは、MAYです。

タイトルどおりです^^
今日はテクニックの話は一切しません。

スケーティング、ジャンプ、スピン、表現力
そういうものから頭を解放して
選手たちを語りたいと思います。

私がフィギュアスケートを好きになったのは
2005年のNHK杯後くらいでした。

当時ぼろぼろだった安藤美姫選手が気になってしまい
そこからフィギュアスケートにのめりこんでいきました。
(注目されていたのに結果が出せていなかったので
気になったのだと思います。)

そして、フィギュアスケートを好きになって
何より驚いたのは日本人選手が凄く仲が良かったこと。

あまりご存知ない方もいるかもしれませんが
荒川静香さんと村主章枝さんが全日本で毎回のように
1位2位を争っているような時代がありました。

しかも、荒川さんには佐藤信夫コーチ(現在の真央ちゃんのコーチです)がついて
村主さんには信夫さんの妻である久美子さんがコーチについていました。

そんなこともあってか、同じ場所へ移動するときの飛行機の時間もずらすほど
二人の中は険悪だったといわれています。
(当時は『トップを争うもの同士が仲良くしないほうがいい』という
風習もあったのではないかとMAYは思っています。)

でも、今はどうですか?

みなさんは日本人選手が仲が悪いと感じたことはありますか?

私はないんです。

個人スポーツはもっとバチバチするものだと思っていた私は
ちょっとそこにびっくりしたのです。

男女わけ隔てなく、
全員が輪になって笑顔でしゃべっている映像をよく見ますし
実際大会のお手伝いでそのような場を見たことが何度もあります。

そんなにフレンドリーな彼らでも
歳の差があるとなかなか仲良くなることは難しかったようです。

そこで、パイプ役になっていたのが
安藤美姫選手でした。

彼女は物怖じしませんからね^^笑

そんなところが悪く捉えられて「生意気」と言われてしまうことも
たくさんありましたが、今の日本人選手の仲のきっかけを作ったのは
彼女だったんじゃないか、とMAYは思います。
(実際そんな記事をだいぶ前に見たこともありました。)

そして、きっとそんな仲のよさが
史上最強といわれる日本人選手たちを作り上げていったのではないか
と思います。

またまた思いのほか長くなってしまったので
2つに分けさせてください><

今度は真央ちゃんの近況のお話です^^

こんにちは、MAYです。

最近更新が停滞気味ですみませんでした。
更新していないのにたくさんの人が訪れてくださったり
コメントを下さっている方がいて嬉しいと同時に
気が引けてしまいました。。

いや、やっぱり嬉しいの方が勝ります。笑

これからはちゃんと更新していきますね^^

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今日はエッジのお話をしたいと思います。

前回まで2回靴のお話をしましたので
見ていない方はそちらから読んでもらえれば
今回の内容がよりわかりやすくなると思います。
⇒フィギュアスケートと靴の問題

スケーターにとってエッジは
氷に自分の力を伝えることができる唯一の道具です。

なので、選手たちはとても慎重にエッジを選びます。

トップ選手が使用するエッジは
・ゴールドシール
・パターン99
・ファント
・ゴールドスター

の4種類のどれかです。

もし、これ以外のエッジを使っているトップ選手がいたら
教えてください。笑

そして、このエッジはとても高級です。
高いものだと7~8万円弱したりします。
(すべて外国の会社の製品なので
関税がかかって国内で買うと原価より数万円高くなります。
無駄知識。笑)

そんな高いエッジですが、
これも不良品が多いです。涙

安かろう悪かろうではなく
高くても悪いものが混じっているのです。

最近エッジの不調に泣かされた選手で
私が知っているのは村上佳奈子選手ですね。

最近といっても2011-2012シーズンなのですが、
彼女はこのシーズンのグランプリシリーズで
中国杯6位、フランス杯4位と惨敗します。

この原因は彼女の跳んだジャンプが
回転不足と判定されたことにありました。

着氷はしっかりしていても、何十度か回転が足りない
とジャッジされてしまっていたのですね。

そして、グランプリファイナル(グランプリシリーズの2戦で
上位選手6名が出場できる大会です)
に出場できなかった村上選手は靴の不調をコーチに訴え
コーチがその靴をチェックしてみたのです。

すると、コーチはすぐに
エッジの太さが均一でないことに気づきました。

通常エッジの太さは均一です。
空気抵抗を減らすために細くする人はいますが
村上選手はそのようなタイプのエッジを注文してはいません。

しかし、彼女のエッジは
かかとからトゥにかけて『太く』なっていたのです。

トゥの部分が通常より太くなってしまっていたため
彼女は回転不足がとられやすくなってしまっていたのです。

(なんで?と思う方はものすごく分厚いエッジを想像してください。
分厚さの分だけ回転が足りなくなるのがわかるのではないでしょうか。)

ただ、エッジが少し太くなっているからといって
すべての選手が回転不足に悩まされるわけではありません。

(村上選手もコーチに『それくらい何とかならないの!?』と
言われたみたいですが、『ムリ!ならない!!』と
つっぱねました。笑)

そんな厚みなどまったく気にならないという人もいれば
ほかのエッジの異常のほうが凄く気になるという選手も
いるのです。

自分にあった『種類』のエッジを見つけたら
今度は本当に『自分にぴったり』のエッジを見つけなければいけない。

それも、一足では選手は数ヶ月で履きつぶしてしまうから
三足は最低必要になります。

つまり3つの靴、3つのエッジは必要になるのです。

もう8月の下旬になったので、
こういう作業もすでに終わったころでしょうね。

彼らが、自分にぴったりのスケート靴を選んだことを
願いながらシーズンインを楽しみにしたいと思います^^

今回はここまでです。

読んでくださってありがとうございました。

こんばんは、MAYです^^

今日も、昨日に引き続き
スケート靴のお話をしていきたいと思います。

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↑ちなみにこれ、私が初めて買ったスケート靴です。

ジャクソンというメーカーのスケート靴。

今は使っていません。
『スケート靴の質が悪くなってしまったから』

スケート靴のメーカーって困ったもので
頂点に上り詰めるとなぜか質を落としていく傾向にあるのです^^;

頂点を極めたメーカーの驕りなのかなんなのかは
わかりませんが。。

実際、私もこの靴の木の部分が2ヶ月ほどで割れてしまいました。汗
まだろくなジャンプも跳んでいないころだったのですが。

そんなこんなで今はリスポートというメーカーの
スケート靴を使っています。

選手でいえば、浅田真央選手、キムヨナ選手、ブライアン・ジュベール選手が
長年使用しているメーカーになります。

で。

私がそんな『ハズレの靴』を引いたように
世界選手権でメダルを取るような選手もそんな靴を
引いてしまう可能性があるのです。

でもそんな靴に当たってしまったせいで
シーズン1年を棒に振るなんて、、、

ということで選手たちはシーズンが始まる前に靴を
何十足とそろえます。

そして、その靴をすべて履いて実際に滑ってみたり
ジャンプ、スピンをやってみて感触を試した上で
良かったものをいくつか選んでおき
シーズンに備えるのです。

非常にめんどくさい作業ですが、
これを怠ると靴のせいでひどい結果を
招いてしまうかもしれないので
やるしかないのです。。

スケート靴って本当に選手にとって大事なのです。

そして男子選手のほうが体重も重く
4回転などの練習などもあり靴にかかる負担が
女子選手よりも相当大きくなります。

そんなこともあるので、高橋選手が2011年の世界選手権で
演技中に靴が壊れてしまったのは仕方がないことでも
あったかなと思っています。

あのときは震災があったこともあり、
東京で開催されるはずの世界選手権がロシアに移り
大会自体も1ヶ月以上遅れてしまっていました。

しかも、シーズン最後なのでスペアの靴も
もうなかったでしょうね。

あれは、もう仕方がないことだったと思っています。

フィギュアスケートという競技の中での
靴の重要さが伝わったでしょうか?^^

今日はここまでにします。

読んでくださってありがとうございました。

P.S.
感想を下さる方、いつもありがとうございます。
楽しく読まさせていただいています^^

何か質問などありましたらお気軽に聞いてやってくださいね。

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こんばんは、MAYです。

今日は、スケート靴のことについてお話したいと思います。

よく選手たちが『靴が壊れちゃって~』とか
インタビューで言っていたり、雑誌に載っていたりしますよね。

今回はこのスケート靴の問題についてお話していきます。

(スケート靴というと、どうしても全体を思い浮かべてしまうと思うのですが
今回はエッジを除いた部分のことについて説明します。)

スケートを実際に競技としてやったことがないという方は
想像がつきにくいと思うのですが、
スケート靴はすぐにへたります。

うまければうまいほど、やる技が高度になればなるほど
靴にかかる力が強くなるので靴がすぐに柔らかくなってしまいます。

そして、柔らかくなってしまった靴はもう使うことはできません。
そんな状況でスケートを滑っていたらすぐに捻挫をしてしまうでしょう。

ジャンプを降りてきたあとに数秒
同じ体勢でびしっとポーズを決めることを
『チェック』といいますが、このポーズで
数秒間同じ体勢でいられるのも靴の強度があるからです。

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ちなみにこれがチェックです。

靴が柔らかかったらチェックの姿勢をとった瞬間
前のめりに転んでしまうで、右足を捻挫してしまいます。

こんなふうに、靴は選手の生命線なのです。

安藤選手が優勝した2007年の世界選手権の直前、
彼女の靴は柔らかくなってしまいました。

試合まで1ヶ月もなかったころの出来事だそうで、
急遽新たな靴を用意しましたが、
新しい靴ってめちゃめちゃ硬いのです。。

もし、新品のスケート靴を触る機会があれば触って欲しいのですが
値段が高い靴(トップ選手が使うような靴)ほど硬いです。

それだけ、トップ選手には靴の強度が必要ということなのでしょうが
履き始めのころはやはり硬すぎるので何ヶ月か慣らしていく期間が
必要なんです。

でも、彼女にはその期間はありませんでした。

一時は棄権も考えたそうですが、東京での開催でしたし
それは絶対嫌だということで強行出場することに決めましたが

硬い靴のまま無理をして長い時間練習をしていたので
かかとが炎症を起こしてしまい、かなり大変な状況でした。

世界選手権で優勝したときのあの涙は
そういう苦労もあったからかもしれませんね。

今回のお話は実際にスケートを選手としてやっていないと
わからないかもしれません。。
(スケートリンクに滑りにいっても、貸し靴ってぐにゃぐにゃですよね。笑)

でも、スケート靴と選手の関係を分かっていただきたいので
このお話をすることにしました。

ちょっと長くなりそうなのでpartごとに分けますね。

次回はこのお話の続きからしたいと思います^^

よろしくお願いします。

今回はこの辺で。

読んでくださってありがとうございました。

フィギュア=世界選手権で鈴木が銅メダル、村上は5位

こんばんは、MAYです。

画像は2012年の世界選手権の表彰台に乗った3人です。

この中に、フィギュアスケート界の常識を打ち破った人がいます。

それが誰なのか、ぜひ考えながら
この文章を読み進めていただけるとうれしいです^^

クラブチームのあるスケートリンクに行ったことが
ある人なら分かるかもしれませんが、
3回転ってすごく大変です。

大学に入ってスケートを始めた私が
スケートリンクに通うようになって
分かったことが1つあります。

それは、
『ダブルアクセルまでなら努力すればできる』ということ。

私が、じゃないですよ。笑

小学生や、幼稚園からスケートを始めた子たちで
一生懸命練習していればどんなに才能がなくったって
ダブルアクセルまでは跳べるようになる。

そして、多くの選手はそこまでで止まってしまう。

どんなに頑張ってトリプルジャンプを練習しても
跳べなかった子、もしくは2種類くらいは何とか着氷できた
というところで止まってしまう子がたくさんいるのです。

これを知ってからトリプルジャンプ、3回転の凄さに気づきました。

考えてみれば、
1秒もしない滞空時間で3回転を空中で回りきって
右足のみで降りてくるというのは相当凄いことです。

4回転だって滞空時間が延びているわけではないのです。
ただ、回転の速さが違う。

スケートを少し齧ったくらいじゃ理解できないことを
彼らはやっているのです。

こんなふうに、『凄いことをやっている・・・』と
3回転を跳ぼうとしている本人が思っているようじゃ
その選手は跳べないのですが^^;

そして、フィギュアスケートのコーチは
生徒が10歳から13歳くらいのときに
彼らがトリプルを跳べるのかどうかを見抜きます。

それは大体当たっているのです。

今の現役の日本選手も過去の選手も
ほとんどがその年齢でトリプルを何種類か、
あるいは全種類跳んでしまっていたでしょう。

コーチが『この子は天才だ!』と思った子は
やっぱり3回転-3回転のコンビネーションを
何気なく跳んでしまうし、

3回転のように簡単に4回転を跳んでしまったりするのです。

だから、それくらいの年齢でコーチに引き抜かれなければ
日本を代表するような人にはなれないし
世界で活躍するような選手にもなれない。

つまり、18歳くらいまでに出来なかった技(主にジャンプ)を
22歳になってから出来るようなことはありえない。

それが、フィギュアスケート界の常識でした。

しかし。

2012年、そんな常識を打ち破ってしまった人がいました。

もう、分かった人もきっといますよね^^

その年の世界選手権で3位に輝いた鈴木明子選手です。

彼女がどんなに凄いことをやってのけたのかというと
26歳のとき自身初となる3回転-3回転を試合で
成功させてしまったのです。

これはとんでもないことなのです。

きっと、世界中のフィギュアスケート関係者が
驚いたのではないかと思います。

女性のフィギュアスケーターで26歳といえば
ものすごく失礼を承知で言いますが、
もう引退しているか、スケートが衰えていく年齢なのです。

普通で言えばそんな年齢にあたる年に
彼女は進化してしまった。

そして、その年齢で彼女自身初となる
世界選手権のメダルを手に入れてしまった。

思えば。

日本人選手には普通じゃない人たちばかりです。

トリプルアクセルを女子選手史上初
1試合に3本決めてしまった浅田真央選手
(しかもオリンピックの舞台!)

オリンピックで15位と惨敗後、
10ヶ月後には自身初となるグランプリシリーズ優勝を果たし
そのシーズンに世界選手権で優勝してしまった安藤美姫選手。

前十字靭帯断裂から第一線に戻ってきた選手はいなかったのに
オリンピックで銅メダルを獲得し、その年に世界選手権で
優勝した高橋大輔選手。

ほかにも私が忘れているだけで、
とんでもない選手ばかりかもしれません。

そんな選手の試合での演技が見れるのが今シーズンまでと思うと
とても寂しいですが、だからこそ!

このシーズンをみなさんで楽しみたいと思っています。

こんなに凄い選手たちが同じ時代に同じ国に
存在するなんてことが奇跡なのです。

そんな時代をスケートが好きなみなさんと
全力で楽しんでいきたい。

そう思っています^^

今日はここまでです。

読んでくださってありがとうございました。