第１５代ＳＴＲＯＮＧＥＳＴ―Ｋ王者に輝いた真霜（右）

　Ｋ―ＤＯＪＯ１日の千葉大会「海王トーナメント」は、真霜拳號（３４）が関根龍一（２５）との決勝戦を制し優勝。第１５代ＳＴＲＯＮＧＥＳＴ―Ｋ王者に輝いた。

　全１６選手が参加したトーナメントの決勝で真霜は、この日４試合目とは思えぬ打撃戦を関根と展開。関根の龍切（バズソーキック）をかわして水面蹴りで攻勢に出ると、真剣（ハイキック）を炸裂させる。最後は垂直落下式ブレーンバスターで頂点をつかんだ。

　同王座は、前王者・滝澤大志が６月に千葉市内で盗撮行為による千葉県迷惑防止条例違反で逮捕されたため剥奪処分。以降空位となっていた。

　とんだ騒動に巻き込まれたベルトだが、新王者は「もう関係ないことだから。真霜拳號が取ったことで（新たな）価値が生まれたんじゃないですか」とキッパリ。不祥事を起こした滝澤についても「とっくに過去の人。知らないです。今後？　責任取れるもんなら取ってみろって。少なくとも今の自分には関係がない」と話したが、その双肩には不祥事で失った団体の信頼回復が託されているといっても過言ではない。

　その滝澤は現在、８月１日に道場に再入寮し、Ｋ―ＤＯＪＯの練習生として出直しを図っている。十枝利樹特別顧問は「刑事・民事ともに法的な問題は８月中に全部終わりました。復帰時期？　それについては、まだ議論する段階にもなっていないと思う」と近況を説明した。