【ブラジル・リオデジャネイロ発】柔道の世界選選手権が1日(日本時間2日)に閉幕。男子は長期低迷の続く重量級(100キロ超級)で七戸龍(24=九州電力)が準々決勝で敗れ、日本勢は5大会連続でメダルなし。テディ・リネール(24=フランス)が男子史上最多の5連覇を果たした。軽中量級で新世代が活躍し金メダル3個を獲得したが、重量級は立ち直りの気配すら見せられず、暴走王・小川直也(45)は、井上康生監督(35)に緊急エールを送った。
男子100キロ超級で優勝したリネールは本当に気持ちいい柔道をしていたな。決勝で決めた大外刈りなんて、まさに絵に描いたようなきれいな形で素晴らしい。ほれぼれするよ。もう、リオ五輪まで彼がブチ抜いていくだろう。というか、4~5年はあのレベルの対抗馬は出てこないだろうね。
日本の重量級はリネールに勝つためにどうしたらいいかって? 言い方は悪いけれど「リネールが弱る」のを待つしかないなあ…。新ルールになってから、がっちり組んで投げを打ち合う展開が主流になった。こうなると、同じ体重でも体の大きい外国人が有利。リネールは身長もあるからどうにもならないよ。
ただ、やっぱりリネールを倒すのは、日本人選手であってほしい。現在いる人材では厳しいから、今の高校生世代から、リネールのような体を持つ若手が育つのを待つしかないな。そこで、オレから康生監督に提案したい。監督自身がスカウトに動いてほしいってことだ。
オレは今、少年柔道に関わっているが、体の大きい子ってあんまりいないんだよな。体の大きい子は、やはり野球やサッカーとか人気のあるスポーツに行ってしまう。柔道が子供たちに人気あるかっていったら、はっきり言って厳しい。これには全柔連の騒動も影響しているだろう。
代表監督の仕事じゃないかもしれないけれど、もはや積極的に人材発掘をしていく時代なんだ。康生監督も「時間をかけて強化していく必要がある」と言うが、それなら自力で選手を見つけてきてほしい。これは国民的人気のある井上康生でなければできない仕事でもある。長身でリネール級の中高校生を見つけ出し長期的視野で育てる――。真面目に考えてほしいと思うね。
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