本がすき ~向日葵の咲かない夏~
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向日葵の咲かない夏/道尾 秀介
これまでに読んだことのない 衝撃的かつ哀しすぎる物語
はじまりは 小学4年生のミチオのクラスメイトであるS君の自殺
その自殺から1週間後 S君は蜘蛛に生まれ変わってミチオの前に姿を現す
物語は ミチオと妹のミカ そして蜘蛛の姿をしたS君が
S君の死の真相を突きとめるべく事件を追うという形で展開
物語の中には さまざまな人間の心の闇や
悲しみから芽生える狂気などが描かれ 猟奇的な描写も多々含まれています
しかし わたしにとってこの小説は猟奇的なミステリーではなく
悲しみの塊のような物語でした
ミチオがその小さな胸に抱える 計り知れない悲しみ
この子は 一体どれだけ深い悲しみと寂しさを抱えてきたのだろう・・・
その悲しみの深さを考えると 胸を衝かれ涙が止まりませんでした
*P458.6行目
また 歪んだまま決して戻れない心が
読む者の胸に いつまでも悲しみを残す物語でもありました
*462.11行目(ラストから3行目)
この小説を読もうと思ったきっかけは
数年前 ある情報誌に載っていた<作家が選ぶ今年No.1の小説>という企画で
15名程の作家さん(東野圭吾さん 角田光代さんetc)のほとんどが選んでいた小説だったからです
好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思いますが
(とくに女性は苦手な方が多いかもしれません)
とても深く わたしにとっては決して忘れることのできない作品です
あわせて 道尾秀介さんの 『 月と蟹 』 も
少年の心の闇と寂しさを描いた 悲しい作品でした
どちらもおすすめです
興味のある方は ぜひ読んでみてください☆
以上 今日はlovelyroseさんのリクエストにお答えして
わたしの好きな本を紹介させていただきました^^
lovelyroseさん メッセージありがとうございます
おすすめ本 読んでいただけてとても嬉しいです☆
これからも たくさんお気に入りの小説を紹介していきたいと思います
lovelyroseさんが ステキな小説とめぐり逢えますように・・・
ちゃんた*
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