2009年06月03日

第21回 ワイン教室 : 後編 コート・デュ・ローヌパート1

それでは、第21回 マダム櫻子のワイン教室 後編をお送りいたします。


まずは、

サラダン ペルエル ブラン コート デュ ローヌ ヴィラージュ

(SALADIN PER EL COTES DU RHONE VILLAGES) という白ワイン。


pour-saladin-per-el-into-glass

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

















前編の最後でご紹介したドメーヌ ロッシュ オードラン ペール マイユ

という赤ワインと同様にコート デュ ローヌ ヴィラージュです。

さて、このワインには2つの称号が与えられています。


一つはABマークというもので、有機農産物、栽培、商品加工の全てにおいて、

農薬や添加物が一切使われていないものに与えられるフランス政府認定マークです。


もう一つはエコセールというもので、これはワインに対するABマークであり、

畑に除草剤、農薬を一切使用せず土とぶどうのパワーを最大限引き出したワインに与えられます。

また認定された畑はごくわずかしかありません。


要するに無農薬、有機栽培によるワインです。


このワインに対してマダムは


「とても心地よい酸味がある。炭酸ガス入っていた?みたいな」と表現しております。


また、ペルエルということばは彼女のためにという意味を表しております。


どうやら醸造家の妹がマーケティング分野で活躍していて、その人のために造り上げたようです。


saladin-per-el-rhone-villag

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

















頑張っている人に贈り物をしてみてはいかがでしょうか。

 

次は

ヴィラマリア シラー ホーキンス ベイ セラー セレクション


(VILLA MARIA SYRAH New Zealand HAWKES BAY 2006 Cellar Selection)という赤ワイン。


villa-maria-syrah-cellar

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




























ニュージーランドのシラー100%の相当タフなワイン。


ラベルを見ても相当風格があります。


そしてもう一つあるのです。


アラン パレ 420 ニュイ サンジョセフ


(ALAIN PARET 420 NUITS 2005 Saint-Joseph)という赤ワイン。


pour-420nuits-into-glass

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

















そしてラベルには表記されていませんが、このワインは前編でチラッと書いたCru(特定地区)のワインなのです。


420-nuits-saint-joseph

 

 

 

 

 

 

 

 

 















Cruは全部で15あります。


そして北部と南部に分かれます。


というわけで、列挙します。


北部 : コート・ロティ(赤) コンドリュー(白) シャトー・クリエ(白) サンジョセフ(赤・白) 

クローズエルミタジュ(赤・白) エルミタジュ(赤・白) コルナス(赤)サンペレイ(白)

南部 : ジゴンダス(赤・ロゼ) ヴァケイラス(赤・白・ロゼ) シャトー・ヌフ・デュ・パプ(赤・白) 

リラック(赤・白・ロゼ) ボーヌ・ドゥ・ヴニーズ(赤) ヴァンソーブル(赤) ダヴエル(ロゼ)


要するに、アラン パレ 420 ニュイ サンジョセフ

北部ローヌのクリュの赤ワインです。

また420ニュイは英語で言えばNight and Dayのことであり

420昼夜、樽で眠ったということを意味しています。

そしてその中で使われたぶどう品種はローマン・シラーと呼ばれるもので、

これはピノ・ノアールの原酒ともいわれており、しかも樹齢100年の古木です。


ニュージーランドのシラー100%
か、


large-villa-maria-cellar

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





























クリュのローマン・シラー
か、



420nuits-and-glass

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


















比較ティスティングが行われました。


結果は半々だったようです。


ちなみにマダムはヴィラマリア・シラー・セレクションの方が好みだそうです。


皮のにおいや土地のにおい、複雑味が面白いそうです。


ぼくはアルコールを受けつけにくい体質なので

比較ティスティングをするほど余裕がなく、アランパレ420ニュイだけいただきました。


キノコ、トリュフのような香りもしていて、飲み頃に近いのかナ。



さて、今回もワインだけではなくチーズ2種とおつまみ、サラダ3種、デザートが出ました。


チーズは一つ目がバランセという山羊のチーズでした。


valencay-cheese

 

 

 

 

 

 

 

 

 















表面に黒い粉がかかっているのでブルーチーズ系かなと思いましたが、

黒い粉は炭でブルーチーズではないそうです。


separate-valencay

 

 

 

 

 

 

 

 

 


                                   

                  














バランセの断面


若干臭いはありましたが、パンにのせて食べるととてもおいしかったです。


二つ目はサンタン・ドレという白カビ系のチーズ。

これまでのワイン教室でも何回か紹介しているのでもうおなじみですね。


さて、おつまみですがこれはだれでも簡単にできる即席和風ピザでした。


japanese-piza

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

















材料は油揚げ、エンドウ、なめ茸、エシャロットだけ、油揚げの上にエンドウ、なめ茸、エシャロットを載せ

マヨネーズをかけてオーブントースターで焼くだけです。

エシャロットがなければたまねぎでも可。


調理時間はたったの5分。こんなに簡単な料理なのにとてもおいしくヘルシー。

マヨネーズ味が食欲をそそります。


次はサラダ。まず一つ目はニンジンとエシャロットのサラダです。

これも去年から紹介してますのでおなじみです。


そして二つ目は大根サラダです。これも何度かとりあげていますが、

今回は大根だけでなくオキアミを混ぜました。

また大根の千切りの他にかいわれ大根も加えました。


okiami-and-daikon-radish-salad

 

 

 

 

 

 

 

 

 















それにおしょう油、お酢、ごま油をかけて出来上がりです。

また今回はオーストラリア産の白ワインビネガーも加えました。シンプルだけど贅沢な一品です。


最後はプチトマトとレタスのサラダです。これも白ワインビネガーの味付けがしっかりしてあっておいしかったです。


petit-tomato-salad

 

 

 

 

 

 

 

 

 















熟成していないワインビネガーなのでとてもフレッシュでした。

デザートはいちぢくのワインコンポート煮でした。これも何度か紹介しているものなので定番です。

生クリームを添えるとよりおいしいです。


ichijiku dessert

 

 

 

 

 

 










さて、以上でワイン、チーズ、おつまみ、サラダ、デザートの紹介を終わりますが、

今回マダムに質問したいことがあったのでそのことを書きます。


それは「サーモンマリネはフランスにありますか」というものでした。


なぜこのような質問をしたかと言うと、先日行った都内のフレンチでそのメニューを見たからです。

ただそのサーモンマリネはお持ち帰り用しか置いてありませんでした。


フランスへの旅行経験が豊富なマダムですが、答えはさあどうやら。


その地方地方の魚でのメニューになるからサーモンもあるやろね。

でも食べんかったね。スズキ、カレイ、ます、八つ目うなぎ、タラは食べたなあ。


また白身のさしみは塩、レモンだけでもO.K.だそうです。


またおしょう油に赤ワインを少し加えてみるとよりおいしくなるそうですよ。


それではこれで第21回マダム櫻子のワイン教室のレポートを終わります。


21th-wine-cotes-du-rhone

 

 

 
























winesukisuki at 14:45│Comments(0)TrackBack(0)clip!ワイン | 料理

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