2013.9.2 11:29

ヤマト運輸協力ドライバー、客の荷物を海に捨てる

 ヤマト運輸(東京)の愛知主管支店(愛知県長久手市)が契約している協力会社のドライバーが、客から預かった宅配便75個とメール便約50通を、富山から新潟に向かう業務中に日本海に捨てていたことが2日、同社への取材で分かった。

 ヤマト運輸によると、このドライバーは富山方面の配達を担当していた40代の男性。投棄したのは、富山方面の業務に向かった際、誤ってトラックに積んだ大阪方面行きの荷物という。愛知県内で集荷した。

 ドライバーは8月15日深夜、ヤマト運輸から請け負った業務のため、富山方面行きの荷物と、誤って積んだ担当外の大阪方面行きの荷物を載せて、富山に向けて出発した。16日に誤って積んだことに気付いた。

 富山での業務を終え、16日深夜、協力会社の業務で新潟に向かう途中の6カ所で日本海に捨てたという。

 同社は荷主に謝罪しているが、一部のメール便の荷主が特定できておらず、ホームページ上で「心当たりがあればサービスセンターに連絡してほしい」と呼び掛けている。

 同社は「お客さまに多大なご迷惑をお掛けして申し訳ない。再発防止に取り組む」としている。(共同)