時事通信 9月2日(月)11時57分配信
【ワシントン時事】米国防当局者は1日、海軍の原子力空母「ニミッツ」が対シリア軍事作戦の支援任務に備え、アラビア海を紅海に向かって航行中だと明らかにした。ロイター通信が伝えた。
ロイターによれば、ニミッツの空母打撃群に所属する駆逐艦4隻と巡洋艦1隻も同行している。シリア攻撃を担うとみられる駆逐艦5隻の展開する地中海東部への移動を命じられたわけではないが、必要があれば地中海に進出し、支援に当たる構え。5隻の駆逐艦は計200発の巡航ミサイルを装備しており、想定される作戦はこの半数のミサイルで完遂できる見通しという。
米軍はまた、海兵隊員300人を乗せた輸送揚陸艦「サンアントニオ」を地中海に派遣。垂直離着陸輸送機オスプレイ最大12機を搭載した強襲揚陸艦も紅海に展開中で、米軍は、作戦開始と地域の在留米国人の脱出といった緊急事態に備えた態勢づくりを進めている。
最終更新:9月2日(月)13時12分
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