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藤圭子さん“葬儀なし”の怪 「偲ぶ会だけでも…」の声も

夕刊フジ 8月24日(土)16時56分配信

藤圭子さん“葬儀なし”の怪 「偲ぶ会だけでも…」の声も

藤圭子さん(1994年撮影)(写真:夕刊フジ)

 東京・西新宿の高層マンションから転落死した歌手の藤圭子さん(享年62)。衝撃の死から一夜明けた23日、藤さんの身元引受人となった前夫の宇多田照實氏(65)が、葬儀を行わない方針であることを明かした。一時代を築いた歌姫にしてはあまりに寂しい幕引き。異例の対応に藤さんと親交のあった関係者は「みんなで旅立たせてあげてほしい」と困惑している。孤独葬の背景に何があるのか。

 藤さんの遺体は23日午後1時過ぎ、黒い大型ミニバンで、東京・碑文谷の斎場に運び込まれた。

 付き添った照實氏は、関係者を通じ、藤さんの葬儀を行わず火葬のみとする方針を明かした。

 照實氏側は「故人の遺志」としているが、「藤さんが最期の時を過ごしたマンションの室内に遺書はなかった」(捜査関係者)という。

 昭和を代表する歌手との別れは、ごく限られた人にのみ許されることになったが、藤さんのシングル曲の制作を手がけた音楽プロデューサーの酒井政利氏は「彼女は不世出の歌い手だった。みんなで旅立たせてあげてほしかった」と残念がり、こう続けた。

 「藤さんと、残された身内の方との間にある複雑な事情が絡み合って今回の措置になったのだろう。希代のスターだった彼女には色濃い影がつきまとっていた。家族の中でも壮絶な相克があったはずだが、そういう恩讐を乗り越えてほしかった。あれだけの人なのだから、偲ぶ会だけでもやるべきだ」

 くしくも、この日、藤さんの恩師で、作詞家の石坂まさをさん(今年3月死去)を偲ぶ会が都内で行われた。

 デビュー前から親交のあった海老名香葉子さん(79)はこの会で、死の直前の藤さんの消息について「ロサンゼルスの病院に心身の病気で入院していると聞いていた」と明かした。

 藤さんの死で、残された親族は娘のシンガー・ソングライター、宇多田ヒカル(30)のみとなった。

 その宇多田は、いまだ沈黙を守ったままで、「現在は米ニューヨークに滞在中で、近々日本に帰国する予定」(近い関係者)だという。

 その胸中は−。

最終更新:8月24日(土)17時15分

夕刊フジ

 
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