ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
ども、nemoです。
誤字脱字があれば言ってもください。

後、登場したガンダムの機体の説明を軽くします。
序章 転生、そして幼少期
第四話 師団長、出撃
「ちっ!」 

第二十三独立師団、アエテルニタス師団長仙崎実乃莉中将は静かに舌打ちをした。

先程の東日本軍の進軍、攻撃されて交戦しているがなかなか敵の数が減らない。
余りにも減らないのでオペレーターに再度確認をする。

「おい!オペレーター!本当に三個大隊なんだろうな!」

「は、はい!間違いありません!」

しかし交戦しているにも関わらずに敵が減らないのはおかしい。
何か裏があると考え、一隻の戦艦を見た末、ある結論が弾き出される。

「もしかしたら本当は三個大隊以上の戦力だったら............。」

「そんな馬鹿な!では一体どうやって増やすんですか!?」

こちら側も戦艦を何隻が堕としているがそのうちの一隻、東日本軍の『アイテール』級航空戦艦を指さした。

「おい、『アイテール』級航空戦艦の艦尾を見てみろ。一本だけカタパルトデッキがある。」

「えぇ、ありますね。それが?」

「バカ野郎!あそこから隠れて出撃してるに決まってんだろ!」

「............あ、あぁぁぁぁあ!」

なかなか頭の硬いオペレーターだった。

しかしこのまま放置していてもこの師団は壊滅してしまう。
いや、壊滅する。
そうなる前に出来ることはと言うと............。

「あたしも出る!」

突然の師団長の発言に一同は驚く。
そのうちの解析官を務める渡辺真三はなんとか引き留めようとする。

「しかし仙崎中将!ここはどうするんですか!?」

「手放すしか他にない!」

「っ!」

仙崎中将の覚悟を見て取った渡辺はこれ以上何も言わなかった。

              ☆

一方俺はと言うと........、
未だ気絶したまま。

兵士は霜塚領に踏み入れそのまま霜塚家の屋敷に赴いた。
扉から直也の母親、維里名は気絶している俺を見て驚いた。
そして兵士は維里名に現状報告をした。
そしたら維里名は泣いた。
何しろ親愛なる旦那が戦場に赴くなんてありえないことだったから。

そして兵士は旦那さんからの言葉を預かっている、と。
それを聞いた維里名はそれを承諾、準備に取り掛かるとのこと。

そして要件は全て終わった兵士は現在戦場と化している山梨本部に戻っていった。

               ☆

仙崎中将は持ち前の装備『モルス』と小型通信機を装着していた。

『モルス』は見た目と性能がザ〇ト軍の新型ガ〇ダムの三機のうちの一機に似ている。

この装備の武装はハイウェントスルーメンライフル、ハイアンチ魔法(マジック)シールド、ハイイグニスウェントスサーベル、ウェントスルーメン突撃砲二門の装備だ。
そして『アエテルニターティス装備』同様相転移装甲だから圧倒的防御力を誇る。

そしてお馴染みの外付け式精密射撃兼用照準(ロックオン装着を装着する。

そして全ての準備が整った事で基地管制官に報告する。

「私だ。いつでも行ける。出せ!」

『しかしわたし達は!?』

「チッ!」

こんな事を言う奴に軽い苛立ちを覚える。
自分だけ助かろうと思う神経がまず有り得ん!
今の状況なら。

「お前達は直ちにここにいる全員、新造艦三隻に乗り込み鹿児島まで行け!」

『今交戦中の艦隊は!?』

「この戦域を離脱した後、同じく鹿児島に向かわせろ!」

『中将は!?』

「あたしは........。」

『まさか!?』

「そのまさか、ここで足止めをする。」

『そんな無茶な!死ぬ気ですか!?』

「死ぬ気でやらないと皆助からないんだよ!だから、行かせろ!」

『............、解りました。』

「すまん、だがこれが最初で最後の命令だ。」

『はっ!どんな命令でも聞き入れます!』

「生きてここから逃げろ。」

『はっ!』

これでいいんだ。全て........。

『それでは中将、リフトへ。』

言われたとおりにリフトに乗る。

ガタンッ!

基地からの直接内部カタパルトデッキに着き、ハッチが開く。
そこから見える景色は暗闇から光が差したため軽く目を瞑る。
そしてカタパルトデッキの射出口に立つ。

『ハッチ開放、カタパルト接続、魔力供給システム作動、全システムオールグリーン』

「仙崎、『モルス』!出る!」

そして鈍色の装甲が舞う。

「相転移装甲、展開(アウラ)!」

掛け声と共に鈍色から黒、黄、白に色づく。

そして一番近くにいた敵兵の装備『キトー装備』ごと腹をハイイグニスウェントスサーベルを抜刀術で切り裂く。
切り裂かれた腹部から焼き焦げた臭いと大量な赤い液体が流れ出る。

『キトー装備』は見た目がジオ〇軍モビルスーツ系量産型と同様の性能をもつ。
武装は12mm軽機関銃(キトーマシンガン)、28mmキトーバズーカ、インフラマラエトマホークがメイン武装だ。
シールドは左肩に魔法(マジック)シールドはL字シールドを採用している。

そして仙崎中将が駆ける『モルス』は中距離にいる敵兵をハイウェントスルーメンライフルを構え、目を貫く。
目を撃ち抜かれた敵兵は目が在ったであろう場所が空洞になりそこからも赤い液体をばら撒きながら倒れていく。。
更に上から敵兵二名が死角から攻撃しようとした時に背面に武装されているウェントスルーメン突撃砲の砲門が火を吹く。
一人は心臓がある胸部を直撃して即死。
二人目は頭の左脳を撃ち抜かれ、倒れた衝撃で脳みそを辺りにばら撒いた。

その圧倒的攻撃により一気に戦場の真ん中に躍り出た。

「テメーら、纏めて掛かって来いよ!」


                ☆

影吾は1人指令室に考え事をしながら向かっていた。

「(今の現状はとても良くない。さて、ここからどう動こうか?)」

しかしさっきの兵士以外誰も見当たらない。

「(しかし誰もいないなぁ。まさか、この山梨本部を破棄する気じゃないだろうな?)」

そして指令室についた。

「お邪魔するぞ!」

しかし指令室には誰もいない。
その異様な光景に思わず口元がにやける。

「(まさかとは思ったがそこまでするか。全く笑えてくるぜ。)」

そして身を翻すと装備格納庫に向かう。

「(確かここに火力支援型装備があったはずだ。あれは俺の使ってる装備と規格が似ているから大丈夫なはず。)」

そして格納庫の扉を開いて見た装備に高尚する。

「いいぞぉ!さすがにあったか『ウィス・レモラ』!」

『ウィス・レモラ』は英語で破壊者と呼ばれる機体の母体に英語で災厄と呼ばれる機体のの武装、12.5mm2連装高エネルギー長射程ウェントスルーメン砲を搭載した重火力支援型装備だ。
ちなみにこの装備も『アエテルニターティス』と『モルス』同様相転移装甲を採用している。

そして更に必要な装備を探す。

「(それとSFS(サブ・フライト・システム)があったはずだ。)」

SFSはモビルスーツの機動性や火力を支援する為の物。
SFSは二種類あり、ひとつは飛行タイプのSFS。
これは上にモビルスーツなどが乗り機動力を底上げするための謂わばブースターユニットみたいなもの。

二つ目は砲撃タイプのSFS。
この砲撃タイプは主にモビルスーツの火力を底上げするための謂わば簡易メガ粒子砲みたいなもの。

影吾が探しているのは二つ目の砲撃タイプのSFSだ。

影吾は火力の上に火力を重ね一気に畳み掛ける戦法を得意としていた。

そしてお目当ての物を発見し、更に笑みが凶悪になっていく。

「さてと、師団長の援護に行きますか。あいにく、カタパルトハッチが空いていることだしな。」

そして影吾は『ウィス・レモラ』の装備を装着し始めるのだった。

今回登場機体の装備モデルは『ZGMF-X88S ガイア』『GAT-X103 バスター』『GAT-X131 カラミティ』『MS-06 ザクⅡ』の説明。

順に追って

ガイア
装甲:ヴァリアブルフェイズシフト装甲
特徴:可変機、真っ黒(OS変換で赤くなる)

バスター
装甲:フェイズシフト装甲
特徴:火力支援型、濃いグリーン・赤・薄めのブラウン

カラミティ:
装甲:トランスフェイズ装甲
特徴:火力支援型、ブルー系

ザクⅡ
装甲:超硬スチール合金
特徴:一つ(モノアイ)、雑魚い

以上、超簡素に説明しました。

SFSにつきましては各自でググッてください。

ではでは。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。