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ども、nemoです。
誤字脱字があれば言ってください。
序章 転生、そして幼少期
第二話 適正装備
世の中に「光陰矢のごとし」と言う言葉があるが本当に月日が経つのが早く俺がこの並行世界に転生してから既に5年の月日が経っていた。

「よし、直也ちょっと着いてきなさい。」

そういうのはこの並行世界で俺の親父の霜塚影吾との人である。

「父上、今日は何処に行かれるんですか?」

「ちょっと西日本本部に行くのだ。」

「西日本ですか............。」

ちなみにこの世界の特徴は日本が西と東に二分されている。
それも綺麗に。
だから真上から見た日本は辛うじて近畿地方があるぐらいだ。
理由?西と東で内乱になっているからだ。
理由は複雑過ぎてまだ解らないが多分国家でも止められない事態が起きたのだと言うのだ。
それと西暦を聞いたら新朝4年、2489年だとか。
だとすると平成元年は1989だから............、裕に四百九十六年間平成の世だったとか。

ちなみに我が霜塚家はその西日本の有数な貴族だった。
だがこうなっているのは日本だけじゃなくアメリカもイギリスも全ての国家が戦争をやっている。
人はこれを第三次世界大戦、と呼ぶ。

だがこの戦争に戦闘機の運用は皆無と行っていいほどだ。
理由は簡単、耐久力が低い事と燃料消費がどの兵器よりも早いからだ。
たかが戦闘機が人間に装甲板をくっつけただけなのになぜ負けるのか。
人間が空中を魔法によって飛び回れるため魔力が多ければ滞空時間が伸びる。
しかし、魔力は確実に減っていく。
だが、その代わりに魔力の回復ができる。
それに比べて戦闘機の場合はと飛べば飛ぶほど燃料が減っていく。
それに加えて燃料は魔力と違って回復ができない。
しかもオイルショックの危機をも直面するのは目に見えてる。
だから戦闘機による運用はまず有り得ない。

話を戻そう。

俺は親父に連れられて本部に着いた。
本部と言うから西日本にとって司令塔(HQ)の役割を果たしている。

しかし、なぜ俺も付いて行かなくてはならないんだ?

親父に質問してみる。

「父上、今日は何のために?」

「お前の装備の適正を測りに来た。」

「装備の適正?」

「まぁ、簡単に言うとどの人がどんな装備が一番性能を引き出せるのかを調べるんだ。」

「父上?もう少し詳しくお願いします。」

「解った............。」

この世界での装備は製造が科学の役割、戦闘は魔法の役割らしい。
特に魔法面で田中の装備『アドモニティオー』の背部のスラスター部分は炎属性魔法と風属性魔法の複合だそうだ。
そして銃器の方だが実態弾は科学、〇ーム系みたいなものは光属性魔法と風属性魔法の複合魔法。
ヒート〇ークとかヒー〇サーベルみたいなものとかは熱魔法、ビームサーベルみたいなのが光属性魔法と炎属性魔法の複合魔法。
後、上級魔導師は全属性魔法でIフ○ールドみたいなものを作り体から障害を無くしていくことが出来る。

しかし、サーベル系の武器は魔法維持が一番必要で重要な事なのだとか。

「こんなところかな。よし、着いたぞ。」

コンッコンッ

ふとネームプレートに目を向けてみると[第二三独立師団、アエテルニタス師団長仙崎実乃莉]と書かれていた。

へぇ〜、独立師団を作るぐらいだから相当の腕前なんだなぁ。

「失礼しま〜す。」

「お邪魔する。」

「失礼とお邪魔するんなら帰れ。」

「釣れない事は無しだぜ?師団長さん?」

「中将と呼んでくれないかな?」

中に入って見たものと親父の言葉に俺驚愕。

え?この小さいの女の子が?
おそらく身長は155cmぐらいのポニーテールでミニチュアみたいな女の子だった。

「おい、そこのガキ。今、小さいと思っただろ?」

「............................。(ぶんぶんぶんぶん!!)」

師団長(中将)さんからえげつない殺気を耐えるものだから本能で首を左右に振る。
ほんと命だけは欲しいからここの世界に来て初めて必死に左右に首を振る。

「はぁ、で?何のようだ?」

親父が本題に入った。

「あぁ、実は直也の装備適正を調べたくてな。」

「そのガキが?」

「あぁ、産んで間もないのに魔力が490GBだったんだが............。」

ちなみにKBとはその人に宿している魔力量の単位だ。
普通の産まれて間もない時は70GB未満が通常だ。
500GBは成人男性の平均魔力量らしい。

「え?そのガキに?有り得ん。成人男性並の魔力なんて。身体強化(ドーピング)魔法でも、使ってんじゃねーの?」

え?身体強化(ドーピング)?何それ?

「父上、ドーピングとは?」

気になるから聞いてるみる。

「あ〜、うちが説明するわ。」

身体強化(ドーピング)とは魔法ランクで言うと中の下の普通の定石(セオリー)魔法。分類は特殊(エクストラ)魔法に入る。
主に用途は武装装備者の身体能力をあげるものだ。
勿論、身体強化(ドーピング)魔法して無いと装備の重量で潰れてしまう。
装備の最大重量は100kg級の重装備があるとか無いとか。
後、ドーピング魔法を使えば少しだけ魔力が増えるが消費の方が断然上回る。
魔力消費は装備する重量によっても左右する。
重ければ重いほど負担が掛かるから当たり前の結果だと思う。
その逆も然り。

「説明は以上だよ。これで満足か?ガキが。」

「ありがとうございます。わざわざお手数かけました。」

「おう!褒めて讃えろ!!エッヘン!!」

身長が低いから机の板から顔を覗かしてからエッヘンってされても反応に困るだけだし。
しかもエッヘンを声にしてるし。
この師団の将来が少し不安だなぁ。

「あのぉ、そろそろ本題に............。」

「おう、そうだった。ついて来い。」

仙崎中将が俺達を促す。

「ミニステルアリス!!」

そう叫ぶと、本棚が少し奥に引っ込み右にスライドした。
隠し通路だ。

「ここだ。入れ。」

俺たちはその隠し通路に足を入れる。

               ☆

「よし、そこに立て。」

俺達が今いる部屋は何処かの研究所の一室だった。

「魔力の出し方は解るな?」

「はい。」

「そんな無茶な!!」

なんで俺が魔力の放出が出来るかは使用人の田中に教えてもらっていたんだよ。親父に隠れてな。そんなことを知らない親父は動揺を隠しきれてないがな。

「よし、魔力を出して板に手を当てろ。それで適正装備を判断するぞ。」

「解りました。」

言われた通りに板に手を当てる。

「ふぅぅぅ、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!」

そして魔力を開放、板に流し込む。

              ☆

〜別室にて〜

仙崎実乃莉中将は適正装備の名前を見て歓喜の声をあげる。

「おぉ!!これは珍しい!!!」

装備の名前を見て仙崎驚愕。

「え?なになに?」

影吾は興味本位で画面を見てみた。

「っ!これはっ!」

親父もそれ見て驚愕。

「解るか?これはあの我が軍の英雄の『霜月雅也』殿が使ってたあの装備だ。」

「まさかまた拝めるとはな。人生長生きするものだなぁ。」

しかも直也の前世の自分の名前だった、が。
そこにいる二人は直也の前世が霜月雅也だとは知る由もない。

後、二人が驚愕した装備名は。

この装備は英語で攻撃(ストライク)と呼ばれる機体のハード・ポイント・システム搭載機と同等の性能を持っている。
後、装甲に一定の魔力を流し込む事で圧倒的な防御力を誇る。
そして選択装備モードと呼ばれる、特殊(エクストラ)装備がある。
だが、SEEDのガンダムはバッテリーで全ての運用しているがこの
『アエテルニターティス装備』は魔力で動くから魔力回復ポーションがあれば半永久的に続戦が可能なのがこの装備の特徴だ。

「ん?これ以外の名前もあるぞ?」

「え〜と?『ゼノ』?」

「どんな装備なんだ?『ゼノ』って言う装備は?」

「さぁ?」

「仙崎中将、もういいですか?」

「あ、ごめん忘れてた。もう止めていいぞ。」

直也が板から手を話したから装備名が画面から消えた。

が、謎の多い装備『ゼノ』、一体どんな装備なんだろうか?
今回の登場した機体モデルは『GAT-X105 ストライク』の簡単な説明。
ストライクはオーブのモルゲンレーデ社の初期G(ガンダム)の五機の一機。
特徴:ハードポイントシステム、PS(フェイズシフト)装甲
可能装備:『エール』『ソード』『ランチャー』『ガンバレル』『マルチプルアサルト』『ライトニング』『I,W,S,P』

PS装甲はある一定の電力を流すことにより装甲が相転移する特殊な装甲が使われている。この事から相転移装甲とも呼ばれている。
相転移した装甲は物理的な衝撃を吸収出来る。
(※例えばジンのMMI-M8A3 76mm重突撃機銃やMA-M3 重斬刀等の実態兵器を無効に出来る。)

後、ラテン語の『ミニステルアリス』『アエテルニタス』『ゼノ』は順に追って

『召使、奴隷』『永遠の』『異端』と言う意味になっています。

ここまでで終わらせていただきます。

ではでは。


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