ども、nemoです。
誤字脱字があれば言ってください。
後、ガンダムについての説明はあとがきで説明致します。
「(あぁ....、死んでしまったなぁ。)」
霜月雅也はもうあの世界には死体と化した彼の体があるだけだ。
唯一心残りは買ってもらうはずのガンプラが作れないことだ。
もし....、もしもう一度人生をやり直せるならガンプラがあるところがいいなぁ、と考える。
「(てか、死んでる筈なのにこんなにも意識と思考がはっきりするもんなのか?)」
彼は開かないであろう両眼の瞼をゆっくり開けてみる。
「(....................っ!)」
彼が驚くのも無理は無い。
死んだ筈なのに目が開けれる。
そして更に驚いたのが................、
そこには自分が知らない人だからだ。
「おや?もう起きたのか、我が息子よ。おーい、維里名ー!」
おいおい、おっさんよ。俺はいつからあんたの息子なんだ?
「なーあに?あなた〜?」
「やはり可愛いではないか!そうだろう!?」
「あ〜、足の小指は貴方似だわ〜。」
「うっ、僕の足の小指については触れないでくれるかな?」
あ〜、目の前でいちゃつくな!鬱陶しい!
そんな両親(?)が見事な馬鹿ップルっぷりにはいろいろと俺の逆鱗を舐め回す。
そして親父(?)が大声で、
「霜塚家万歳っ!」
なんて、いうから少しカチンときたが押しとどめておいた。
そしてこんな馬鹿ップルをほっといて立ち上がろうとしたがなかなかうまく立てない。まるで赤ん坊にでも戻ったかのようだ。
「おいおい直也、生後一年で立てると思うなよ。無茶だ。」
「................ぅあ?」
「....................えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
親父(?)が絶叫した。何故か............。
「どうしましたっ!旦那様っ!」
扉から水色の甲冑(みたいな物)を着込んだ顔のごつい人が乱入してきた。
「おぉ!田中か!今日はめでたい日だ!」
「何がめでたいんでしょうか?」
「直也が喋ったんだ!まるで返事をするようにっ!」
「確かにめでたいですなぁ!」
田中って人は護衛の人かな?しかし、どこかで見たことがある武装だなぁ。
あ、思い出した。
あのシールドにマウントされたサーベル。
後、背中にあるやつスラスターみたいな物にも見覚えがある。
それにそこら辺に水色の装甲があるから................、
多分、あの装備だろう。
「しかしだいぶ古びたな。その装備も。」
「えぇ、このアドモニティオー装備もだいぶガタが来ていますね。」
アドモニティオー装備?なんのこっちゃ?
でも、見たところ完全にあの装備なんだけどなぁ。まぁ、細かいことは気にしたら負けだ負け。
「そろそろ、新調するかね?」
「是非、お願いいたします。」
良かったなアドモニティオー装備、ガタが来るまで使ってもらってさ。
「あ、それと魔力測定器を持って来てくれんか?70GBぐらいのやつを。」
は?魔力測定器?てことは魔法って事かい?
「しかし、魔力測定器をどのように使うんですか?」
「直也の魔力がどのぐらいあるのかを知りたい。もしかしたら将来勇猛かもしれないからな。」
「畏まりました。しばしお時間を。」
「うん、頼んだ。」
そう言うと田中は魔力測定器を取りに行った。
俺に魔力がある筈がない。うん。
「取って来てまいりました。」
「よし、じゃあ干渉部分に手をのせてっと。」
魔力測定器に手をのせると針が一瞬で一周回ってぶっ壊れた。
「................え?」
「「........................。」」
え?って言いたいのは俺だよ。なんで一周回るんだ?
そこまで魔力が高いのか?
「じゃあ、500GBを持ってきて!」
「はっ!」
また田中が取りに行ってすぐに戻ってきた。
そしてまた干渉部分に手を載せると今度は針のメモリが490をさしていた。
「おいおい、まさかとは思ったがこれ程の魔力を持っていただなんて。もしかしたらまだ................。」
「旦那様?まさか直也様を戦争の玩具にするおつもりで?」
「いいや、玩具にされないためにも直也に戦闘訓練をすべきだと思うんだ。やってくれるね?」
「御意、全身全霊をかけて直也様に戦闘訓練を施して行きたいと思います。」
なんか知らんけど戦争中らしいね、話を聞く限り。
今回登場した装備モデルは『MS-07B3 B3グフ 通称グフカスタム』
は型式番号にちなんでB3グフとも呼称されている機体。
基本性能は通常のグフに比べ性能がいい。
今回小説ではB3装備を『アドモニティオー』とさせて頂きました。
ちなみにアドモニティオーはラテン語で[忠告]と言う意味です。
ですから護衛役の田中さんにはぴったりの名前なんです。
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。