龍皇にはさみを入れてキスをする白鵬(右)=国技館で(岸本隆撮影)
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モンゴル出身の元幕内龍皇(30)=宮城野=の断髪式が1日、東京・両国国技館で行われ、1年後に入門した弟弟子の横綱白鵬(28)は、はさみを入れると土俵上で号泣した。
「アメリカに留学して法律の勉強をする」という龍皇に、白鵬は「入門したころ一緒に引退しようと話していた。龍皇関がいたから自分は今ここにいる。引退はさびしいし、悔しいし、納得いかない」と、土俵を下りてからも目に涙を浮かべて話した。
龍皇は新入幕の2007年夏場所で10勝5敗と活躍したが、敢闘賞は受賞できなかった。断髪式後のパーティーで白鵬がお手製のトロフィーを準備。「2013年9月1日、敢闘賞おめでとうございます」と手渡した。
また、モンゴルのエルベグドルジ大統領の代理から金星勲章が授与された。 (岸本隆)
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