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【サッカー】

西野レイソル12年ぶり復活へ 柏 ネルシーニョ監督慰留断念

2013年9月2日 紙面から

ネルシーニョ監督の退任を受け、暫定的に柏の指揮を執ることになった井原ヘッドコーチ(右)=日立柏総合グラウンドで(相原俊之撮影)

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 柏は1日、前日の鹿島戦後に突然、辞意を表明したネルシーニョ監督(63)の慰留を断念した。同監督はこの日、柏市の日立柏総合グラウンドで行われた練習に姿を見せなかった。これを受け、クラブは井原正巳ヘッドコーチを暫定監督に据えて、4日の天皇杯・筑波大戦、7日のナビスコ杯準決勝・横浜M戦の2試合を戦うことを決定。後任にはOBで、柏を1999年ナビスコ杯優勝に導き、G大阪時代にはACL制覇などの実績を残す西野朗元五輪代表監督(58)に白羽の矢を立て、J19位に低迷するチームの再建を目指す。

 2001年以来、12年ぶりに西野レイソル復活が確実になった。

 8月31日の鹿島戦後の会見で辞意を表明したネルシーニョ監督が1日の練習に現れなかったことを受け、吉田逹磨強化部長は「(鹿島戦後に)監督とも話したが、慰留は難しいと思った。すぐ試合なので、天皇杯、ナビスコ杯の2試合は井原コーチに指揮を執ってもらう。ただ、あくまでも暫定」と状況を説明した。

 1日の練習前、選手に退任の経緯が説明され、井原代行が4日の天皇杯2回戦・筑波大戦と、7日のナビスコ杯準決勝・横浜M戦を2戦限定で指揮を執ることも伝えられた。その後については「時間がある」と同強化部長。13日のJ1・磐田戦(柏)までに、新監督を招請する方針だ。

 同強化部長は後任監督について「実績がないと難しい。条件はいろいろあるが、今は言えない」と話したが、5月に就任した萩原新社長が、柏の前身・日立製作所のOBで、99年ナビスコ杯で柏に初タイトルをもたらした西野朗氏を強力に推しているといわれており、復帰は確実視されている。

 西野氏はG大阪でJ1優勝1回、ナビスコ杯優勝1回、天皇杯優勝2回に加え、2008年にはACL制覇を果たした。また、アトランタ五輪では前園、中田、川口らを擁するU−23代表を率い、ブラジルに快勝。その勝利は「マイアミの奇跡」と語り継がれている。

 

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