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後つけられ襲われた?直前までやりとり 三重の中3殺害

 三重県四日市市の中学3年寺輪博美さん(15)が殺害された事件で、寺輪さんは直前に電車を降りたJRの駅を日常的には利用せず、遺体の遺棄場所となった空き地付近の道も通っていなかったとみられることが31日、四日市北署捜査本部への取材で分かった。

 捜査本部は、寺輪さんが帰宅途中に後をつけられて襲われたとみており、周辺に土地勘がある犯人像が浮上。遺体には首を絞められた痕がなく、口と鼻をふさいで窒息死させられた可能性が高いことも分かった。

 寺輪さんは通学などには主に自転車を利用。事件のあった25日夜は四日市市内の花火大会に友人と出掛け、見物を終え午後10時半ごろ、同県朝日町のJR朝日駅で下車した。駅近くのスーパー前で同10時45分ごろ友人と別れ、同11時ごろまで姉や友人と無料通信アプリLINE(ライン)でやりとりをしていた。捜査本部はこの直後に何者かに襲われたとみている。

 空き地は朝日駅から西に約800メートルで、周辺は昼間も人通りがない。捜査本部は、犯人が寺輪さんの意識を失わせたり、脅して空き地まで歩かせたりしたとみている。

 ≪しめやかに通夜≫寺輪さんの通夜が四日市市の斎場で営まれ、遺族や中学校の友人ら約350人が参列した。祭壇には、黒っぽい私服姿でほほ笑む寺輪さんの遺影が掲げられ、斎場内には同級生らがすすり泣く声が響き渡った。事件当日の25日午後1時半ごろ、LINEで寺輪さんとやりとりしたという友人のとび職の男性(20)は「明るい子だった。残念」と声を落とした。

[ 2013年9月1日 06:00 ]

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