巨人の剛腕ルーキー・菅野が1日、中日戦に先発。前回の対戦でプロ最短KOを食らった竜打線を相手に序盤は不安定だったが、持ち前の修正能力で持ち直し、9回7安打ながら2失点と粘りを見せた。試合は延長12回、2―2の引き分けに終わり12勝目はお預けとなったが、この日の投球は次につながるはずだ。
前回登板の中日戦(8月18日)では7失点と炎上し3回もたずにKOされた。試合前には「正直いって怖い気持ちもある」と漏らしていた。2試合続けてやられれば、竜に対するいやなイメージが定着してしまう。菅野にとってこの日は絶対に負けられない試合だった。
そんな気合が空回りしてしまったか、立ち上がりは制球が定まらず、苦しいピッチングが続いた。1点リードで迎えた2回には和田の右前打と2連続四球などで一死満塁の大ピンチ。ここでベテラン谷繁に右前適時打で同点とされると、相手先発・山井の三塁線への当たりを村田が本塁へ悪送球で勝ち越しを許した。
これで一気に崩れてもおかしくなかったが、菅野はなんとか踏みとどまった。3回以降は走者を許しても得点を許さなかった。6回にはベテランの高橋由が2試合連続となる7号同点ソロを放ち、ルーキーの黒星を消して見せた。
結局、9回131球を投げ抜き、先発としての役割を十分に果たした菅野。「2回は反省しなければいけない内容でしたが、先発として9回を投げられたことは良かったと思います」と充実感を漂わせた。
勝ち星こそつかなかったものの、負けない投球で結果的にチームのマジックを減らすことに貢献した。ここまで苦しい投球が続いていたが、この日は高い修正能力を見せつけた。
原監督はこの日の菅野の投球を「1イニング、フォアボールからんだけど、よく投げたでしょう」と高く評価した。2年連続Vを目指す戦いはこれからますます厳しさを増す。菅野はこの日のような粘り強さを発揮し、白星をどんどん増やしていく。
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