テーブルにずらりと並んだアオイガイ。「こんなに」と思うかも知れないが、これはほんの一部です=福岡市東区西戸崎、藤脇正真撮影 |
【野上隆生】らせん状の白く美しい殻をもつアオイガイが、4月から5月にかけて、北部九州に大量漂着していた。福岡市では40日で1500個も拾った人がいる。地球温暖化の一端なのか、今夏の猛暑の前兆だったのか。南の海の生物の大量漂着は、どんな海の異変を知らせているのか。
福岡市東区西戸崎2丁目、会社員宮本和明さん(43)が最初にアオイガイに気付いたのは4月7日。近くの砂浜で2個見つけた。
その後も連日拾い続け、特に15日には212個、16日には233個も発見。5月13日までに計1500個以上持ち帰った。殻は全長20〜226ミリと大小様々。殻に卵が入った個体や、タコが入っていて浅瀬を泳ぎ回る個体もいた。
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